• Team (一社)

    2020年:国内最高峰リーグ「Jプロツアー」への昇格予定について

    本年の2月に、東京2020オリンピックを背景に、日本で新たな「自転車文化」を醸成することを目標として、「Yamanakako Cyclisme Formation」が発足しました。行政や地域と連携を取りながら、この自転車文化が長い歴史を誇っているフランスへと橋渡しができるシステムを取り入れ、活動を開始しました。そこからは、一部の大会にしか参戦していないにも関わらず、国内の自転車競技アマチュアリーグ「Jエリートツアー」にて5連勝を挙げ、チーム総合ランキング2位まで順位を伸ばすなど、たくさんの方々のサポートを受けながら実績を積み上げて参りました。

    初年となったこの2019年シーズンは、「準備の一年」という認識の上、将来を見据えたチームや実績作り、行政や民間企業との連携、運営母体の準備やチームの認知度の向上に努めました。ワールドツアーで戦える選手の育成と、日本国内で自転車文化の普及という2つの目標を追いかけるためには、オリンピックイヤーとなる2020年シーズンからいよいよ「Jプロツアー」という次のステップに移る時期が来たかと考えられます。

    その代わりに、貴チームの一般クラブチームである「Yamanakako Cycling Club」を「Jエリートツアー」に登録させ、自転車の文化や楽しみを更に広げていけるよう、新たな活動を開始する予定です。これからも、地域の学校や行政と連携を取り、「自転車部」の立ち上げや、ホーム大会の開催等、自転車が好きになれるような環境を整え、応援して楽しい、走って楽しいチームを作っていければと思っていますので、是非注目して頂ければと思います。引き続き宜しくお願い致します!

  • Formation

    森崎選手が渡仏直前で勝利!

    先週末は、台風の恐れがあった関係で、予定されていた「JBCFタイムトライアルチャンピオンシップ」が中止になりました。7月30日からフランス遠征を開始する森崎選手が準備をするために一旦愛知県に戻り、その時に地元大会の「平田クリテリウム」に参戦しました。ブリヂストンサイクリングの橋本英也選手も参戦している中で、残り3周のところで飛び出し、一緒に逃げていた選手を振り切り、単独で勝利しました!苦手意識のある独走で勝利できたことは、本人の自信に繋がったでしょう。フランス遠征に向けて、最高の形で国内戦を締めた森崎に現在の心理を伺ってみました。

    前半戦を振り返ってみて、どう思いますか?

    JBCF初戦では逃げに2人いながらも数的有利な状況を作れない程の実力であったが、チームでミーティング、トレーニングを積み重ね、後半戦でJBCF 3連勝、チームでは5連勝という大きな結果を残す事が出来た。
    シーズン序盤の自分と比べれば、かなり成長出来たのを実感している。

    これからはフランスへ飛びますが、海外は初めてとのことなので、恐れはありますか?

    正直、不安要素が全く無い訳ではなく、全てのことが初めてなので、しっかりと考えて冷静に色々な事に対処していきたいです。ただ、気持ち的にはずっと挑戦したかったフランスへ挑めるのでやる気MAXです笑

    どういう準備を行ってきましたか?

    チームトレーニングを含め、基本的に必要となってくるベースの土台を乗り込んで作るなど、日本のレースではなかなか無い長距離のレースにも対応出来るように時間を乗ったりしました。

    2ヶ月のフランス遠征にどういうところを期待していますか?

    二ヶ月で結果を出すには勿論私生活、練習、実力、様々な要素が絡み合って来ると思うので、全て完璧にこなした上で次の遠征に繋げられるような結果(レースリザルトだけでなく海外の生活の仕方など)をしっかりと求めていきたいです。

    世界に向けて大事な一歩を踏み出す森崎選手を応援してください!

  • Club,  Event

    2019年 夏休み育成合宿を開催!

    2019年 夏休み育成合宿

    今年8月は、Yamanakako Cyclisme Formationの選手と一緒に走れる「夏休み育成合宿」を開催します!第1回(8月8日・木曜日)と第2回(8月15日・木曜日)の2回に分けて、それぞれの目的を持った形で行います。トレーニングに最適な富士北麓地域を拠点に、Yamanakako Cyclisme Formationに所属しているフランス人選手やフランスで走る日本人選手と共同の練習会に参加し、自転車の選手になるための基本的な技術や知識を学びます。

    第1回 ~ 8月8日(木)
    走行時間:4時間程度
    内容:走行技術、ベーストレーニング

    第2回 ~ 8月15日(木)
    走行時間:4時間程度
    内容:走行技術、チームタイムトライアル

    当日の流れ:
    8:30 山中湖サイクリングベース 集合
    8:45 事前ミーティング(15分)
    9:00 トレーニング開始
    13:00 到着、反省会(~30分)
    ~14:00 解散

    • 対象選手:
      Cadet(カデ・U17)2003~2004年生まれ
      Junior(ジュニア・U19)2001~2002年生まれ
      Espoir(U23)1997~2000年生まれ
    • 講師スタッフ:BOSSIS Tom(フランス)
      Yamanakako Cyclisme Formationチームマネージャー
      東京2020年自転車ロードレース フランス代表現地調整役
    • 山中湖シクリスムフォーマションからの参加選手:
      REY Valentin
      塚本一樹
      山之内壮真
      福田圭晃

    • 参加費 (保険料含む・現地支払い)

    1回のみ:    Yamanakako Cycling Club会員登録選手:1000円   一般参加の選手:4000円
    2回とも:    Yamanakako Cycling Club会員登録選手:2000円   一般参加の選手:6000円

    • 待ち合わせ場所:山中湖サイクリングベース (〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野479-29)
    • 定員:15名まで
    • 持参するもの:走行できる機材+装備、補給食、着替え、パンク修理道具、レインウェア
      〈!〉 チームカーでサポートします。チームカーの中にはレインウェア、着替えやその他の荷物を入れることができます。
      〈!〉 ボトルの用意は任意です。
    • エントリー方法:別紙のエントリーフォームをご記入の上、山中湖サイクリングベース又は下記のメールアドレスにてご提出ください。
              contact@yamanakakocyclingteam.fr

  • Vélo Club Corbas

    香山選手、シーズン前半インタビュー

    香山選手がフランスへ渡ってからいよいよ半年が経過しました。6月に一旦休養を取り、6月下旬からハイレベルなステージレースを3つ走り切ってから、現在はカテゴリー2の大会が連続している中で、香山選手目線から前半戦を振り返るのに良いタイミングです。本人に前半戦に対しての気持ちや自己評価を伺ってみました。

    人生初のツール観戦はどういう気持ちでしたか?

    自転車を始めてから毎年ツールドフランスはインターネットで見ていました。毎年盛り上がる世界一の規模を誇る大会なのは分かっていましたが、現地で実際に見た感想は驚きの一言でした。予想を大きく上回る観客の数、歓声、音、そして迫りくる選手達。
    多くの殆どの選手が憧れる理由がわかりました。自分は日本に住んでいましたから日本のツールドフランスの盛り上がりしか経験したことがありませんでした。日本でも勿論盛り上がりますし、規模・人気は感じられます。しかし現地フランスは「その何倍もの人気を誇っていた」というのが素直な感想です。
    知名度の差もあると思います。とにかく年齢性別関係なく全員が全選手を讃えて応援する姿が印象的でした。しかもこれが幾つも設定される山岳ポイントの一部に過ぎないのですから驚きです。有名な超級山岳だったりフィニッシュ地点はどれだけ盛り上がるのだろうとも思いました。
    とにかく、夢は明確になった気がします。ツールドフランス出場というのは本当にとんでもない事だと実感しました。改めてプロになりたいと思った一日でした。

    最近のレース活動はどうですか?どう評価していますか?

    レース・生活においてもフランスに来てから1~2か月に比べて変化が出てきているように感じます。
    まずレースに関しては有難い事に大きなカテゴリー1やエリートナショナルのレースに参加する機会が多く、アマチュア最高峰のレベルを感じています。徐々にステップアップしているとは信じていますが、やはりまだこれらのレースで良い結果を出すには至っていないのが現状です。とにかくエリートナショナルでは毎回最終局面のふるい落としでドロップしてしまい、まだ順位争いという形でフィニッシュ地点に帰ってきたことはありません。まだまだ強くなる必要があります。
    また、メインとなるカテゴリー2での優勝もまだ未達成です。正直に焦りはあります。フランスのレースに出たばかりの頃に比べて場面を判断して動けるようにはなったと思います。しかし重要な場面での一つのミスで勝ちが遠のいたり、思い通りの展開になる時、ならない時があって勝つ「難しさ」を感じています。
    ここまで勝ちが0というのはもどかしく、カテゴリー2のレースに関しては毎回打ちひしがれるような気持ちになりますが、反省して切り替えて走るしかないと思っています。勝つチャンスは感じられています。ものにできるかは自分に掛かっていると思います。

    フランスに着いてから半年経ちましたが、生活面はいかがですか?

    こちらもフランスに来てから1~2か月に比べて変化が出てきています。自転車競技を主軸に生活していますが、そちらに関しては問題ありません。ここ最近改めて切実に思うのはフランス語が難しいという事。少しずつ知識が増え、短い文章を書いてみたり、読んでみたりが初めに比べて出来るようになりました。しかしまだ分からない単語や理解出来ていない部分の方が多いので辞書が必須な現状です。また話すのが特に難しく、発音の難しさをどうしていくか(練習するしかありませんが)が課題になっています。
    もっと早くフランス語を習得出来ると思っていましたが、いざ本当に挑戦してみると非常に大変という事が分かりました。ただ何回も何回も「フランス語が喋れたらな」と思う場面に直面していますし、モチベーションはあります。この先語学学校に通うとか、未来のことはまだ明確には分かりませんが、はやくフランス語で色々な人と他愛もない話がしたくてウズウズしてます。それだけこの国、言葉に興味があります。やはり英語を使うという事には抵抗を感じています。気を使わせて英語のアナウンスをして貰っている現状なので、フランスなのですからフランス語の会話についていけるようにしたいです。
    他の部分に関しては、生活として維持が出来ていると思います。時間に縛られる生活ではなくなってしまったので管理していく事が難しいときもありますが、意識を持って活動しています。チームの方々協力の元ばかりですが、sisteronでプールに入ったり、ツールをみたり、バスティーユデイの盛り上がりを感じ取ってみたりが出来ている訳ですからフランスの生活が楽しめていると思います。

  • Formation,  Race Report (JP)

    石川ロードレース:福田選手が3位

    先週末は、土曜日は9極の耐9in筑波サーキットのサポートライダー、そして日曜日は福島県石川町で開催された石川ロードレースに出場しました。筑波エンデューロは翌日の大会に出場した福田、森崎、塚本、レイに加えて、鎖骨骨折上がりでエントリーが間に合わなかったジュニアの山之内選手とトムGMも大会の安全を確保するためにペースメイクを務めました。そして石川ロードレースは、エースを託されていた福田選手がエカーズの平井光介選手に逃げ切られ3位。今回は勝利に届きませんでしたが、チーム立ち上げから実業団レースでは表彰台を逃したことが未だに一度もないと、安定した走りが続いています。

    石川ロードレース
    E1
    13.6×5+7=75km
    出走:
    福田 3位
    レイ 20位
    塚本 21位
    森崎 DNF

    序盤は逃げに必ず1人を送り込んで、福田選手と塚本選手の足を温存させて、後半はもっと積極的に、福田か塚本を含む2人以上を乗せる形で作戦を組んだ。スタートから塚本選手が積極的に動き、逃げ集団が形成されるは捕まる展開が繰り返される。2周目は、レイ選手を含む2名の逃げが先行し、35秒までリードするも、10km程度経過してから捕まってしまう。そこから福田選手が中心になって、有力選手に攻撃に反応しながら、自ら攻撃を打っていく。

    レースが大きく動いたのが残り2周の長い登り区間。ラファサイクリングクラブの中里選手が登りの下からアタックをかけ、集団がばらける。12名が先行していることもあって、次の周回の登りで捕まるが、福田選手が再び更に先行し、エカーズの平井選手とヴェントスフレッチャの基選手と逃げる形に。頂上付近では、福田が更にアタックし独走状態に持ち込むことに成功するも、後ろから追ってきた中里選手の合流もあり、下り区間で捕まる。

    最後の登りでは、基選手が先手を取りアタックするが、中里選手がチェック。福田選手がカウンターで行くも、追走も頑張って合流。ラスト1kmのところで平井選手が動き、けん制状態に入る。5秒差で先行している平井の後ろに中里と福田の順でラスト200mの登りに突入する。ギリギリの差で逃げ切りに成功した平井選手に続いて、福田が外側から中里を捲ろうとするも、コーナーの影響もあり、差し切れず3着でゴール。

    福田選手の感想

    自分が一番強いと感じていただけに勝てなかったことが残念。習得が多かった考えもあれば、勝利を逃がした悔しさもある。自分のせいで勝利を逃がしたように感じているので、次は絶対に負けない。

    トムGMの感想

    もっと積極的にレースを作るように作戦を組んでいたはずなのに、ギリギリ後手を踏まないところで動くことに留まり、森崎、塚本、レイの力不足を痛感した。その中でも、福田が自分のレースを展開し、上手く逃げ切る展開に持ち込んだが、最終局面で経験の不足を感じた。一番強いのであれば、もっと早い段階から自分が仕掛けないと、他の選手をゴールまで連れてしまう。そして連れてしまった時点でも、福田は一番スプリント力があるので、ラスト1kmで全てをかけてアタックした平井をチェックしなかったのも大きなミスだと言える。最後のスプリントも、一番強い選手は先頭で入るべきだった。ある意味、こうやって負けて色々と勉強できるレースになったと思う。

  • Race Report (FR),  Vélo Club Corbas

    香山選手、初のエリートナショナルステージレースを完走

    今週末、香山選手がTour du Pays Roannaisという全国でも評価されているエリートナショナルのステージレースに出走しました。フランス国内アマチュア最高レベル(アマチュアでは世界最高レベルともいわれる)「エリートナショナル」の経験は既にしていますが、ステージレースとしては初めてとなりました。世界プロ選手になるために、このレベルで上位に入らなければなりませんが、ジュニア上がりの香山選手は、「とりあえず完走」を目標にスタートを切りました。下記は本人によるレースレポートです。

    Tour du Pays Roannais
    第1ステージ
    Elite Nationale
    150km
    出走:
    香山 90位

    コースは細かいアップダウンを基盤に上りと下りを繰り返すレイアウト。テクニカルな下りが多く登りも緩くは無い。

    この日は走り始めてからカラダの調子が著しく悪く、先頭付近に上がる事すら困難であった。結果スタート直後の長い下りで中切れが多発し、チームカーを利用して集団復帰する始末に。プロトンはアタック合戦が起こっておりチームカーを使ってもなお中々戻れない状況となった。この日ステージ2位となった(結果的にマイヨジョーヌ)villefranche beaujolaisのvan gucht stenも巻き込まれていたので落ち着いて対処できたが身体の調子は著しく悪かった。
    集団復帰に成功するも前に上がる事は出来ず、距離30kmにして早くも最後尾で粘るという状況になってしまった。
    千切れてはカーペーサーを利用して戻るという(集団復帰しても千切れてしまう)レベルで酷く50km地点で完全にドロップしてしまう。脚は完全に止まってしまった印象を受け、LSDの時より遅かった自覚がある。
    一人で10km程走ると後ろから8人程のグルペットが合流。明日走るためにもこれに賭けてゴールを目指した。グルペットのペースはお世辞にも速いとは言えず、タイム差は激しく開いていったが調子が底の自分にとっては生き残れる最大限のペースであった。
    途中でやめる選手が多くフィニッシュまでたどり着けるかは疑問だったが最終的に吸収した選手を含め6人でフィニッシュにたどり着いた。
    最初はタイムアウト扱い(当たり前)を受けたが、後ろに付いてくれたいた大会の車のドライバーがここまで辞めずに走ってきたと説得してくれ九死に一生を得る形となった。

    正直にレースに関してはDNFと同等の内容になってしまった。全く力が入らず、粘る力も無く(高い出力が出ない・維持できない)、全く身体が機能していない感覚に襲われた。

    第2ステージ
    141km
    出走:
    香山選手 55位

    第二ステージは第一ステージには劣るものの数多くのヒルクライム・ダウンヒルをこなす。2~3kmの峠を何回も越え、終盤残り15km地点で20%/1kmが鬼門となった。二日目は気温も非常に高く、引き続き苦しい気候となった

    最初のアタック合戦で20人程の大きな逃げが決まり、villefranche、prpimmoのジャージ勢がプロトンに残ったことで決まった。この日は前日に打って変わって前方維持をすることが出来、決まったタイミングでconstantin(corbas/chris net)が乗ったことを確認。前日の事もあったので慎重に力を使わず追走に乗る事に着手した。
    逃げが決まりvillefranche、proimmo、aix provenace数人、cr4c数人がコントロールを始めた時点でその番手を維持し調子が戻っていることを確認。ペースアップにも対応する事が出来たし、その位置を落とすことなく力を使うときは使って維持が出来た。
    中盤はコントロールされている事もありペースは比較的落ち着いていた。それでもプロトンは徐々に小さくなっていたようで残り40kmの地点で30人程までに小さくなっていることを確認。そこからは逃げを本格的に吸収する動きが始まりペースが一段と上がった。GPMポイントの市街地激坂は千切れることなく終え、細かい中切れが無数に起きるような状況だったがalexを発見して連れて戻る事に成功。その後の峠(2km程)も一列になるものの耐える事が出来た。気持ちは辛かったがここまで来て、身体が動いているのに辞める理由は無かった。テクニカルな峠の下りもハイスピードで進み、まさにジェットコースターのようだったがエリートナショナルは毎回こうなるのでミスなく落ち着いて対処出来た。
    しかし残り15km地点の最後のGPM(1km・max20%、ずっと20%に感じたが)のアタックでついにドロップ。諦めず全力で踏んだが徐々に離れていき、GPMを超えたときには復帰が難しい距離になっていた。遅れた数人でカーペーサーをするも全開走行の末に千切れた後なのでペースは上がらずドロップ。
    残り10kmを何とか走り5分遅れ55位でフィニッシュした。

    第2ステージは第一ステージに比べて格段に身体が正常に戻っていた。常にプロトン内では強豪チームの後ろを維持していたし、組織的なアタックに対応する準備は出来ていた。下りも多かったので中切れを喰らわないためにも前方維持が重要だった。
    同じくらい頑張ってもすぐにドロップしてしまった前日が嘘のように力はしっかり入るし、ペースアップに対応する出力の維持も可能だった。終盤のドロップポイントも3つ耐えたものの最後の鬼門でアタックが掛かりドロップしてしまった。激坂のトレーニングは意図的に始めていたので最初こそ付けたが、段々と離れていく形になってしまった。
    今日こそはエリートナショナルでプロトンフィニッシュし、ステップアップしたいと願っていただけに悔しい結果となった。前日を考えればやれる事はやったとも取れるが、やはりあそこでもう一段階強くないと残るのは難しい。千切れるまでは良い形を取っていただけにあのGPMでの踏み続けられる差が悔しい。もしあそこで耐えられていたらプロトン内の順位争いが出来ていたかもしれない。

    トムGMの感想

    6月中旬に一週間のオフを取っている香山選手は、上がり傾向の調子で挑みましたが、第1ステージは、調子がとても悪かった。フランスは最近、とても暑い日が続いており、日本とは全く別の感覚になることもあり、自分の体に対しての理解不足、そして「大人の世界」を痛感したかと思う。しかし、二日目は調子が復帰したことから、深い疲労ではないことが分かるので、心配することもないはず。今まで続いたハイレベルの大会で得た経験を活かし、暫くカテゴリー2の大会を走ることになるので、上位に入ることで多くのポイントを稼ぎ、来年のカテゴリー1への昇格に向けて、次こそ1勝にでも期待したいところ。

  • Formation,  Race Report (JP)

    AACA第7戦:福田選手が優勝!

    前日、岐阜県にある長良川サービスセンターにおいて、ロードレースシリーズ「AACAカップ」の第7戦が開催されました。森崎選手、福田選手、そして6月下旬にフランスから入ってきた塚本選手とヴァランタン・レイ選手、鎖骨骨折から復帰した山之内壮真選手、そしてキャプテンとしてスポット参戦のトムGMが出走と、フールメンバーの6人で挑みました。各選手が次々と攻撃に反応していく中、山之内選手の3人逃げが容認されて、レース終盤まで先行しました。結果として、誰も逃げ切ることができないまま、スプリント勝負となってしまいましたが、それを見事に制したのが福田選手!以下はレースレポートになります。

    AACAカップ第7戦
    102km
    出走:
    福田 優勝
    レイ 6位
    森崎 8位
    塚本 完走
    トム 完走
    山之内 完走

    チームとしては、数的有利な状況を作るために、交代で前々で展開していく作戦に。序盤から、アタックについていき、数人が抜け出しては捕まる流れが繰り返される。山中湖シクリスムフォーマションが攻撃を逃すことなく、積極的にレースを作っていく。6周が経過したところで、容認されるのが山之内選手を含んだ3名の逃げ集団。山之内選手の集団の後方には、4名+1名と、追走集団もできているも、先頭の3名に追い付くことなく、全て吸収される。

    先頭の3選手はキナンから椿選手、IRC – Team Eurasiaから花田選手、そして山之内選手の3名。UCIレース優勝経験を持つ椿選手と、1週間前の全日本選手権U23ロードレースで4位に入った花田選手とともに逃げているジュニアの山之内選手がどこまで付いていけるかが注目されるも、しっかりとチャンスを掴んだ本人が好調を見せているため、後方に取り残された5人のチームメイトは安心してレースを進ませる。

    山之内が弱めるどころか、しっかりと自分の役を果たしてずっと逃げていく。1分30秒を超えるタイム差が、終盤にかけて徐々に縮まっていき、暫く40秒辺りで安定する。結局、逃げが捕まるのは残り7周のところ。その後、森崎選手、塚本選手、福田選手、レイ選手、そして脚がまだ残っている山之内選手が次々と反応していき、自分のチャンスを伺ってみるも、決定的な逃げがなかなかできないまま、周回数が減っていく。

    ラスト1周に入るところで、2名の選手が10秒程度先行する場面もあるが、位置取り争いで活性化するメイン集団の勢いを抑えることが難しく、集団スプリントで勝負が決まることになる。ラスト1.5kmまで山之内選手が力を振り絞って全員を集団前方に引き上げ、レイ選手と塚本選手が次ぐも、対面区間があるラスト1kmでトレインがばらけてしまい、先頭に食らいついていけるのが福田のみとなってしまう。最終コーナーで2番手まで上がり、先頭の選手を捲りつつ、竹ノ内選手の追い上げに耐えきり、見事に優勝。番手を落としてしまったレイ選手と森崎選手は、それぞれ6位と8位でゴール。

    福田選手の感想

    完休明けで体はリフレッシュされていたけれども、自転車を変えた事もあり、慣れない違和感が残る中の今回のレースだったので不安要素はあった。 しかし、先週の全日本選手権で上位に入る足は十分にあったのに、しくじってしまったので今回のレース、後半戦は「やってやる!」っていう気持ちがあったのでモチベーションも良かったし、勝ちにこだわった。 レース中は常に先手で走り、山之内選手が長い時間逃げてくれたので、チームとは休め、最後まで誤差はあったが、機能して勝つ事が出来たと思います。この誤差をコミュニケーション、今回のレースで足揃いがわかったので埋めて行き、後半戦盛り上げて行きたい!

    山之内選手の感想

    病院の定期検診で医者からの制限がなくなりいよいよ体を本気で動かせると分かって望んだ今回のレース。
    2回目の周回賞をとる動きでできた逃げに反応しIRC、KINAN、自分の3人で集団から抜け出すことに成功した。 タイム差は徐々に広がっていき1分ほどタイムギャップを得た周回もあった。
    レースの半分以上を逃げたところで後ろが近づいたことによりKINANの選手が単独でアタック、逃げはバラバラになり集団に吸収された。吸収されてからも誰も乗っていないアタックなどが多発したため切り替えてスプリンターの足を少しでも貯めれるように限界まで動き回った。
    結果福田選手が見事スプリントを制して優勝。後半戦に向けていいスタートをきることができた。自分としてもやっと鎖骨、怪我からの復帰が出来たのではないかと思っている。
    これからの後半戦自分もチームの戦力になるためコンディションをあげてレースに挑みます!

    トムGMの感想

    序盤から全ての動きに誰か一人が反応し、後手を踏むことがないままレースを進めることができた。山之内選手の逃げもあって、チームとしては機能したと思う。3月からAACAカップに参戦しているが、各選手が大きく成長したように感じた。但し、結果として福田選手が上手く前に出て優勝してくれたが、残り1kmで4人のトレインが出来ているところでは、計算上、上手くリードアウトをしていれば、ワン・ツーまで出来ないはずがない。最終局面では、特にヴァランタン選手とのコミュニケーション不足や、多少の経験不足を感じた。とはいえ、メンバーが多少入れ替わった後半1戦目としては、とても安心できる内容になったかと思う。

  • Race Report (FR),  Vélo Club Corbas

    GP des Mutuelles : 香山選手がTTステージで9位

    先週末、香山選手がフランスの「Grand Prix des Mutuelles」という3度目となるカテゴリー2のステージレースに参戦しました。第1ステージと第3ステージのラインレースでは、色々とトライしたものの正しいタイミングで動けず上位に絡めませんでしたが、第2ステージの個人タイムトライアルは9位と一桁リザルトを残せましたので、力が着実に付いてきている証拠でしょう。また、第3ステージは結果として大きく遅れて総合順位を落としてしまったが、山岳を含めていたこのステージでは序盤からしっかりと勝ち逃げとなった先頭集団に入り、残り20kmまで前々で展開していました。次の大会は、VC Corbasのスケジュールの中でも最もレベルが高いと言われている「Tour du Pays Roannais」(エリートナショナル)というステージレースに選抜されたので、どこまで走れるかが楽しみです。下記はレースレポートです:

    Grand Prix des Mutuelles à Sisteron
    2/3/J

    第1ステージ
    108km
    出走:香山選手(25位)

    第一ステージは序盤は細い道、後半にかけてある程度道が広くなるコース。上りも厳しい設定はなく、問題は暑さ(37℃)のみとなった。
    カテ2である事、短いステージレースの最初という事で逃げが非常に重要なのはもはや言うまでもない。
    スタートしてから案の定アタック合戦になるが決まらず、最初のGPM前まで消費する。あわよくば山岳ジャージという事も考えてたのでアタックには反応するが散発的であり決まらない。そんな中lucaが乗ったアタックが一旦決まりGPMへ。
    1km程の難易度の低いGPM山岳に入っていきアタックが掛かったのでそれにはしっかり反応。GPM通過後に逃げを捉え、カウンターでmeniniを含む4人程が先行。
    この動きにより集団は落ち着きを見せたのでチームカーからボトルを受け取りボトル運びを行った。チームの為、というよりも暑さにより著しくボトルを消費するので必要な動きだったと思う。チームメイトにも渡し、レースを進める。
    激しい(追走として逃げを捉える勢いのある)アタックはない。勿論アタックにはプロトンに残ったcyril、lucas、自分で裁いていく。
    そんな中また良い抜け出しを成功させたのはlucasだった。ここが最大の躊躇ポイントで、チームメイトの追走を詰める必要が無いため「次のアタック」を待ってしまった。ここは一人で全力で抜け出し単独ブリッジをする必要があったと思う。「終わってみれば」
    とも言えるが分からなかった訳では無いし、判断を失敗したのも事実。
    その後の追走アタックには全てに反応し、反応後も仕方なく活性化させる動きをしたが全員が次のチャンスに掛けているので決まる事は無かった。
    終盤、完全に終わってしまったプロトンから抜け出す動きに反応。タイム差をどうにか最小限にしたいと残り10kmを踏んでいくが結果的2分差を付けられたしまった。
    第一ステージは完全に後手に回るという失敗に終わってしまった。コンディションは悪くないし、先頭で優勝争いを全力でしたかったのが本心。でもこれは自分の判断ミスであり、甘さが出てしまった証拠。チームとしては逃げ側のmeniniがマイヨヴェール、lucasが総合5位と良かったと言える。

    第2ステージ
    11km(個人TT)
    香山選手 9位(+36秒)

    総合で2分遅れてしまった以上一番の狙いは区間優勝に定めていくしかない。次点で逆転劇による総合上位も考えていたが、狙いはとにかく優勝。
    朝clementの協力でコースを試走し、ポイントを完全に抑える。しっかり集中していたしやれる準備は全て終えて挑んだ。
    いつものスタイルに比べると前半突っ込み気味で後半にかけて耐える流れになった。(した。)勿論目に見えてタレる事はないものの、残り2kmからがあまり速くこなせなかったと感じる。
    コースは全体を通して短く登って、緩い上り(1%~3%)or 平坦が続き、その後下るというのを繰り返した。体感による出力や感触の良さに比べ順位がtop10止まりなのは、上りを終えた後にスピードを高い標準に戻すという事に着手しなかったからだと思う。平坦・下り・上りは良いタイム/出力を維持できていたと思う。しかし上りでスピードが低下した後のリカバリーが甘く、その区間でタイム差を付けられてしまったように感じる。

    リザルトはお世辞にも良いとは言えないものの、全力を惜しみなく出してTTの経験値を大きく上げられたのは自分にとって大きい。勿論出力と空力が物を言う競技だがコースによる走り方を考える事も勝利のための重要なポイントだと感じた。

    第3ステージ
    102km
    香山選手 41位

    第一ステージでのミスは大きいものの、TTにより総合は15位までアップ。TT前に考えていた逆転、ステージ優勝を手に入れるためにも逃げに乗る事を決意。
    山岳が多い事、全選手ある程度疲労がたまっている事、カテ2という事で完璧なコントロールは難しいという事で勝算は十分にあったと思う。
    今回も序盤からアタック合戦になるが落ち着いて対処していく。一回の判断ミスで終わってしまう事があるというのを今までのレース・前日で痛いほど味わっているのでこの日は判断ミスはなかった。
    スプリントポイントを通過し、緩く山岳に入っていくポイントでアタックがかかる。先頭にいたので反応し、少し開いたので踏むのに協力。メンバーも良かったため逃がすまいとプロトンも踏んでくる。捕まったポイントで5人程が抜け出したので少し空いて単独ブリッジ。そして協力して踏んでいく。こういった動きによりプロトンを動かす選手にも疲労(というより嫌気?)が溜まり、確実に逃げを作り出す流れを作る事が出来た。
    そして一旦の上りきりでアタックが掛かる。誰もが動きたくないタイミングで勢いもあったので全力で反応。これが決まる事になる。
    人数は自分を含め8人。chamberyやマスタークラスのフランスチャンピオンを含み勢いのある逃げとなった。多少のゴタつきはあるもののローテーションを回しながら山岳を進んでいく。
    ペースはある程度速く、一瞬でプロトンに1分を付ける事に成功。
    しかし流れはGPM山岳(約3km/坦々と10%)に入ってから大きく変わった。chamberyの選手のペースが非常に良く、一人で突き放していく事態に。また渓谷地帯を進む第三ステージには強い向かい風が吹いていて驚くほどに脚を消耗させていった。
    逃げ集団のペースが悪い訳では無く、どちらかと言うとchamberyの選手が速いという印象を受けた。ちなみにこの日も気温は35℃近くまで上がり、向かい風も相まって山岳は地獄のようだったが無事越える事が出来た。
    GPM直前ではマスタークラスチャンピオンともう1選手がアタックし抜け出しに成功。自分たちは前3人/5人と数的有利ではあるものの置いて行かれてしまう。
    勿論自分としてはchambery、前二人に付いて行ければ完璧だったが本当に厳しく5人とキープするのが精一杯であった。
    一番大きな山岳を終えた時点でプロトンとのタイム差は2分30分を超え、手ごたえのある動きには変わらなかった。

    下りを終え、次の山岳に入っていくがここで本当の向かい風に遭遇。どんなに踏んでもスピードが上がる事は無くただひたすら苦しい時間を過ごす。先頭のうちドロップした1人も合流し6人でローテーションしていくが全選手が苦しかったと思う。
    正直自分は早いながらこのあたりで終わり始めてしまう。午前に全力TT・猛暑・逃げ・向かい風・山岳というコンボが予想以上に体力を奪っていたと思われる。条件は全員同じだが自分としてはイケイケの逃げと言うよりは耐えるだけの逃げになっていった。それだけ余裕はなくなっていった。
    正直60km地点からペースアップによって何度かドロップしたが、マイペース走法で復帰した。
    70km地点の山岳でのアタックでまたしてもドロップ。踏み辞めることは絶対にしないが全力でも距離は縮まらない。しかし山頂部分で追走(7人程)が合流しそれに死ぬ気でしがみ付く事に成功。前とも合流しサバイバルな展開が始まる。
    先頭は変わらずchamberyとマスタークラスチャンピオン。1分半後に自分たち(15人程)、2分後ろに追走、壊滅したプロトン という感じだ。
    明らかに15人の中で自分が一番弱っていたのでゾンビを繰り返す。山岳のアタックではどうしても遅れてしまうが下りやアタック後にペースが落ち着いた瞬間に合流。山岳は先頭で入るなどして全力で誤魔化していった。
    残り12km地点の600m程の上りでとうとう完全にドロップ。情けない話だがもう力は残ってなかった。全力で誤魔化したが底を尽きてしまった。
    この後も踏み辞めずにフィニッシュを目指したがマイヨジョーヌ含む20越えの追走集団に抜かれ(付くのも不可能だった)、結果的に先頭から8分遅れの単独でフィニッシュした。

    色々思うところはあるが、何よりも動かない事実はchamberyとマスタークラスチャンピオンは二人で逃げ切ったと言う事。これは完璧な力負けを示していて、悔やむべき/何とかしなくてはいけないポイント。
    この日は諦めないで全力を絞り出した。ゴール後は立てなくなった。その割にリザルトは悪く悔しい気持ちが強い。
    プランは良かったし、強ければ逆転が起きていたと思う。トライとしては良かった。だからこそこのまま終わりではなく結果に結びつくようにして行きたい。
    暑さ・突然の悪天候(雹)・個人TT・逃げ・向かい風 怪我や熱中症等無く色んなことが経験出来たのは良かった。本当ならステージ優勝・総合…なんていうのを実現したかったけど、終わってしまった事なので今はしっかり反省して来週のtour du pays roannais(エリートナショナル ステージレース)に挑みたい。

    トムGMの感想

    今回のタイムトライアル一桁リザルトから香山選手は着実に力が付いてきていることがわかる。しかし、後半戦に入ったので、同年齢の有力な若手(シャンベリーや他DNチーム所属選手など)はポイント制ですでにカテゴリー1に昇格していることで、カテゴリー2はレベルが前半戦より若干下がっていることも事実(第3ステージで逃げ切ったシャンベリーの選手も、シャンベリーの中で一番弱いぐらい、ということになる)。その中で、香山選手は常に展開に加わる走りをしていて、とても成長しているけど、いよいよ成績に変えることが求められる。彼のTT能力から考えると、総合ランキング上位に入る大切なチャンスだったので、癖にならないように気をつけたい。

  • Formation,  Race Report (JP)

    全日本選手権ロードレース

    先週末は隣の富士スピードウェイにて日本の頂点を決める大会、全日本選手権が開催されました。出走していたジュニアとU23カテゴリーとも、山中湖シクリスムフォーマションにとっては、思うような結果は残せませんでした。下記はレースレポートとなります。

    全日本選手権U19ロードレース
    10.3km×15周=119km
    出走:
    山之内選手 DNF

    金曜日に開催されたジュニア男子に山之内壮真選手が出走しました。山之内選手は、4月に開催されたツール・ド・葛尾の今年2度目の鎖骨骨折以来のロードレースとなりました。トレーニングは再開しているとはいえ、強度を上げると鎖骨に痛みが発生する状況が続いており、万全状態だとは言えませんでしたが、全日本選手権ということもあり、心残りのないように今のベストを尽くすつもりでの出走でした。

    一周目からペースが上がり、暫くは先頭付近でレースを進めましたが、3周目辺りからコンディションの不足を痛感し、ドロップしてしまいました。

    トムGMの感想

    山之内選手は、鎖骨骨折上がりで調子が上がり始めていたところで再骨折するという、苦い体験をしてしまった。その中では、全日本選手権のスタートラインに立つだけでも大変だっただろう。コンディションは低いことは十分に認知していたので、オーバーペースになってしまうのは予想が付いていたが、せっかく出走するのなら、レーサーとして最低限は終盤までは残りたいのも事実。今の自分のレベルであることを受け止めて、鎖骨の状態を確認しつつ、出来る範囲の準備に集中してもらいたい。

    全日本選手権U23ロードレース
    10.3km×15周=119km
    出走:
    福田選手 28位
    森崎選手 DNF
    塚本選手 DNF

    ジュニアに引き続き、U23男子のロードレースに福田、森崎、塚本が参戦していました。視界不良の状況が続いていたため、8時スタートの予定だったのが1時間延長され、9時から4周短縮の119km(前日のジュニアと同様の距離)となりました。雨は降っていませんでしたが、霧の中で湿度がとても高いため、ウェットなコンディションが続いていました。

    日本一を決めるこの大会は、地元開催ということもあり、チームにとっても、選手個人にとってもとても重要な大会でした。最近、好調を見せていた福田選手のことを意識しつつ、前々でレースを進めるようにという作戦でしたが、レースが短縮されたこともあり、序盤は冷静に走り、後半から動き始める作戦に切り替わりました。

    ウェットなコンディションで、序盤から集団が半分近くに絞られる中、アタックが続いても決定的な動きにはつながらない、とういう状況が繰り返される。雨が苦手な塚本選手が落車しかけ、若干の差を埋めることが出来ずレースを終えてしまう。60名前後になったメイン集団の中には森崎と福田のみになる。

    60名前後になってから、コースになれることと、位置取りが楽になってくることもあり、集団の人数がしばらく安定してくる。森崎選手は、余裕が少なく前方と後方を前後することが多い一方、福田選手が先頭付近から離れずに、自分の出番を待つ。 9周目辺りに森崎選手も力尽きで遅れてしまい、レースが終了してしまう。全てが福田選手に託されることに。

    大きな動きがあったのは残り3周。早稲田大学の小野選手が単独で先行し、5名が追走をかける。タイム差が1分を超える場面もあったが、メイン集団の活性化が止まらず、結局は吸収される。終盤のペースアップにより福田選手は余裕がなくなり、ばらけるは再びまとまるの繰り返しの中で先頭グループに食らいつくことでいっぱい。土砂降りの雨が一気に降ってくるタイミングで、ラスト一周に突入する。

    有力選手が次々と自分のチャンスを伺ってみると余裕のない選手たちはサバイバルになる。5km地点で何とか20番手を保っていた福田選手が登りで離され、オールアウトしてしまう。先頭集団が15名程度になったところでラスト1kmの登りが登場。チーム右京の武山選手が強烈なアタックをかけ、ブリヂストンサイクリングの沢田選手が追走をかけるも、あと一歩届かず武山の勝利となった。福田は、ラスト3kmで大きく遅れ28番手でゴール。

    福田選手の感想

    後手を踏まずに必要な時にしっかりと動くことができたが、最後は力負けで勝負に絡めなかったのが悔しい。もっと力をつけて、早く勝負できるようになりたい。

    トムGMの感想

    チームウァークの期待がかかっていた塚本と森崎はレースに影響を与えることが出来ないまま遅れてしまった。その後、福田選手が一人でレースの流れを上手く把握して、丁寧に走ったが、勝負に絡む力が足りないという結論になってしまった。大きなレースに対して、経験不足を痛感した大会となった。福田選手に関しては、2週間前のJPT交流戦で同様のコンディションで7位に入った(U23としては今日3着の今村選手にだけ先行されて)ので、良いパフォーマンスではないと言える。全てが今回の全日本選手権にかかっていたわけではないので、損はないが、後半戦の流れに影響のないように、次の大会でしっかりと良い方向を取り戻したい。

  • Formation,  Team (一社)

    後半戦に向けて、新スポンサーのご紹介!

    いよいよ、全日本選手権が本日に迫ってきました! 日本一を決めるこのレースは、前半戦に幕を下ろす大会でもあります。 さて、我がチームは、これから始まる後半戦に向けて、新たなスポンサーとサプライヤーを迎えることになりました。写真は、新しいチームジャージとチームバイクです。(モデルは、本日の全日本選手権ロードレースU19に出場する山之内壮真選手)

    富士急行、日新火災が正式スポンサーに

    この度、富士急行株式会社、日新火災海上保険株式会社(株)総合保険企画の2社に、チームの正式スポンサーに加わって頂きました。 「山梨県を2度も通る、東京2020オリンピックの自転車ロードレース競技が歴史に刻まれることは間違いありません。しかし、『自転車文化』が地域に根付いてはじめて、その歴史がレガシーとなっていきます。『自転車を山梨県の新たな魅力に』という目標に向かって、富士急行様、そして日新火災海上保険様の力を貸して頂けることをとても嬉しく思います。 東京2020オリンピックをきっかけに、全国の方々にチームそして自転車ロードレースを知ってもらい、次のパリオリンピックをはじめ世界で活躍できる選手を輩出できるよう頑張っていきたい」とトムGM。

    富士急行株式会社は、山中湖村に隣接している富士吉田市に拠点を置く、運輸、観光、不動産、流通事業などを営む会社です。富士山を背景に楽しめる遊園地「富士急ハイランド」や富士山に一番近い鉄道「富士急行線」、そして山中湖村内で言えば富士山を真正面から眺められる「マウント富士ホテル」、水陸両用バス「KABAバス」や多くの別荘地を経営する、正に「地元企業」です。

    日新火災海上保険株式会社は、東京海上グループに属する損害保険会社。本社は東京都と埼玉県ですが、山中湖村に富士北麓地域の中心となる代理店(総合保険企画)、地元に馴染みのある企業でもあります。

    チームバイクがAnchorの「RS8 Equipe レーススタイル」 に

    後半戦から、全ての選手がブリヂストンサイクル株式会社が経営する「アンカー」の「RS8 Equipe」でレースやトレーニングに取り組みます。 「オリンピックの公式パートナーを務めるブリヂストンは、日本ナショナルチームの機材提供を行うなど、選手の育成に力を入れています。 世界へ繋がる新たな道を開拓するプロジェクトを進めている私たちにとって、オリンピックパートナー、しかも日本の企業にサポートして頂けることをとても光栄に思います。ブリヂストンサイクル様とは、オリンピックを長い目で見ていることが大きな共通点であり、これからも信頼関係を大切にしていきたい 」(トムGM)