• Formation

    2020年シーズン 継続選手について

    いよいよ初シーズンとなった2019年シーズンに幕が下り、各選手がそれぞれの出身地に戻りました。短いオフを経て、12月からは徐々に翌シーズンの準備が始まります。

    そんな中で、2020年も山中湖シクリスムフォーマションの選手として、活動を継続する選手を発表させて頂くと共に、2019年の総評、そして2020年の意気込みを各選手、そしてトム監督からお届けします。

    森崎 英登(U2) 継続

    今季自身初のエリートツアーのレースを走り、チームとしては5連勝、個人としては3勝と良いリザルトを残すことが出来ました。
    しかし、得意パターンのみでしかリザルトを出せてはいないので、どんなきつい展開でも自ずから前へ前へきつい展開が出来る様に来年も頑張ります。

    トムGMのコメント
    このチームに加入したときの森崎選手は、練習の仕方やレースの走り方が全く分かっていませんでした。しかし、「世界で戦える選手になりたい」という思いだけは一切ぶれず、何度も何度も反省を繰り返して、とても大きな成長が出来たと思います。
    今年で必要な知識や技術を身に付けたかと思うので、世界に適応するためにも、来年はその実を結ぶ重要な一年になると思います。

    塚本 一樹(U4) 継続

    今年の前半戦はフランスで活動させていただき、後半戦は日本で活動させて頂きました。貴重な経験を得る事は出来ましたが、主だった結果を残すことが出来ませんでした。
    来年は、準備に徹底し万全な状態でレースに挑む事、またレース以外の場面でも選手の価値をあげていけるように努力したいと思います。

    トムGMのコメント
    コンチネンタルチームから移籍した塚本選手は、フランスに挑戦したいということで、前半戦はフランスのカテゴリー1にチャレンジしましたが、様々な場面でヨーロッパとの差を痛感することになりました。この経験を無駄にしないためにも、今後は国内で実績をつくり、若い選手への伝達に貢献しつつ、自分の将来に繋がる活動に期待しています。

    山之内 壮真(U1) 継続

    今シーズンは周りの環境が大きくかわり、食生活を初めとした生活リズムが選手の動き方に変わりました。ですが、そんな中で今年は怪我をすることが多くレースを走れない状況が続きました。
    来年はレースを作る側、勝ちにこだわる姿勢を崩さずジュニア卒業1年目、アンダー1年目をものにしたいと思います。
    応援よろしくお願いします。

    トムGMのコメント
    山之内選手は、鎖骨を2度も骨折していることもあり、今年はジュニアカテゴリーとして大きな実績を残すことはできなかったが、少ないレース数の中でも高い能力と希望が湧くような結果を残すこともできました。来年は、これからの自分の将来を作っていくためにも、チームの中で頼れるような存在になって欲しいです。

    福田 圭晃(U2) 継続 ※2020年は「Corbas Isatis Cycling Team」の正メンバーとしてフランスで走ります

    今年はエンリック選手のおかげもあってパフォーマンスが昨年よりパワーアップしました。また、トムGMとのスケジュールの調整で上手く走る事ができいい形で活動出来ました。
    来年は戦う場がフランス、ヨーロッパに変わりますがプロに成るべくやる事をしっかりやって成績を残しに行きます。

    トムGMのコメント
    福田選手に初めて会ったときは、謙虚が足りていなくて、幼い印象を受けました。落ち着いた活動はまだできていないように思いました。
    しかし、本気度が高く、注文の細かさに見合った行動も見せているので、しっかりと反省もできることを見せて頂きました。後半戦は、チームを引っ張ってくれたので、現在のレベルを確認できました。
    これからは、フランスを中心に選手生活を送っていき、子供からの夢に対面してきます。上のレベルでも、しっかりサポートしていき、一つずつ、でも確実に段階を踏んでいければと思います。

    香山 飛龍(U2) 継続 ※2020年は「Corbas Isatis Cycling Team」の正メンバーとしてフランスで走ります

    今年はフランスで今まで経験出来ないこと得てきました。レース、練習、日常生活、友情、文化の違い、と大きな今までに比べて大きな変化がたりました。その中でしっかり達成出来た事柄と課題が見えてきています。
    来年もしっかり現状とトップの差を確かめ、妥協せずに確実にステップアップを図りたいと思っています。

    トムGMのコメント
    香山選手は、今年1年間フランスで走っており、初代選手としてヨーロッパへの道を見事に開拓してくれました。確実な成長を見せましたが、基盤をよりしっかりしたものにしていくために、来年は日本国内でパフォーマンスを確認してから、更に自信を持った状態で世界への挑戦を続けて頂きたいと思います。
  • Formation,  Race Report (JP)

    Japan Cup Open

    先日は日本最高峰の自転車ロードレース大会として位置づけられる「ジャパンカップ」が栃木県宇都宮市にて行われました。全国の選手が参戦するそのアマチュア版である「ジャパンカップオープン」の男子カテゴリーにて、福田選手が15cmぐらい届かず2位に入りました!

    ジャパンカップオープン男子
    10.3km×7周=72km
    2位 福田
    15位 山之内
    21位 香山
    DNF 塚本
    DNF 森崎

    残り30kmから五十嵐選手(横浜高校、福田の後輩)、佐野選手(イナーメ信濃山形)、宇佐美選手(明治大学)と一緒に逃げ出し、50秒までリードを広げる。そこから次々と五十嵐、佐野が千切れていき、ラストラップに入るときは宇佐美と2人になるも、最後の登り10名の集団に吸収。

    そこからスプリントに切り替えましたが、チームユーラシアの花田聖誠を刺しきれず…結果的には負けてしまいましたが、今日は間違いなく、一番強かったでしょう。そして、ジュニアの山之内選手も第2集団でゴールし15位と大健闘しましたので、来週の四日市ジュニアにも期待したいところです。

    さて、次は2019年最終戦、ホームレースの「山中湖サイクリングクラシック」!

    (c) Itaru Mitsui

  • Formation,  Race Report (JP)

    AACAカップ第9戦:福田が3位

    本日はAACA第9戦がいつもの大会会場、長良川サービスセンターの方で開催されました。当初予報されていた雨が降ることなく、むしろ夏を感じさせられる暑い天候の中で行われました。山中湖シクリスムフォーマションとしては、福田、塚本、レイ、山之内、そしてトムが出走していました。今回はJBCFの前橋大会、そして茨城国体と被ってしまい、出走人数がいつもより若干少なかった(60名程度)ですが、主催を務めているキナンサイクリングチームを中心に強いメンバーが揃っており、熱い戦いが期待されていました。

    出走人数が少ないこと、そして全体のレベルがバラバラであろうことから、今回は回りのチームの動きに合わせる作戦よりも、先手を取るような作戦ということで挑みました。

    AACAカップ第9戦
    5.1kmx20=102km
    出走選手:
    福田 3位
    塚本 完走
    レイ 完走
    山之内 DNF
    トム DNF

    序盤からは塚本、レイ、トムを中心に動き、有力勢が動く際には山之内も福田も必ずチェック。有力選手によるアタックは明らかに勢いが違うこともあり、そういう時は必ず反応できるようにとレースを進めていく。しかしトムがアタックへの反応から回復が追いつかず、5周が経過したところで千切れてしまうと、今回は練習不足を食らう展開に。専属選手がレース運びを任される。

    大きく動いたのは6周目。レイ選手を含む6名の逃げが先行し、それに反応した2名の選手が追走し、2周かけて合流。しかし1分半離れたところで好調を見せるレイ選手がいきなりパンク。ニュートラルを利用するも、復帰した時点では逃げが大きくばらけており、5名に絞られる。一方のメイン集団では福田が追走集団を形成することに成功し、徐々に前を追っていく。追走にチームメイトが入っていることを確認したレイ選手がローテーションを飛ばし始めることをきっかけに、先頭集団が崩壊し、キナンサイクリングチームから新城雄大選手、そしてフィッツグルーンから水野貴行選手の2名が飛び出す展開に。

    その直後、福田選手を含む追走集団も合流に成功するも、既に一歩遅れた展開になってしまっている。更にできていた第2追走集団も同時に合流し、福田が飛び出しを図るも、集団の中にはキナンサイクリングチームの選手が3名もいることもあり、潰されてしまう。けん制する場面と駆け引きが続く場面が繰り返される結果、残り4周でメイン集団全体に飲み込まれてしまう。

    痙攣を食らった山之内選手がメイン集団から降りたこともあり、1分以上先行している2名に対して、メイン集団には力尽きしたレイ、そして福田と塚本しか残っておらず、追走をかけようとするもなかなかつまらないまま、3番手争いに。福田がラスト一周で勢いよく飛び出すも、残り2km弱で追いつかれてしまい、そのままゴールスプリントへ。もうひと踏ん張りで早掛けした選手の後ろで2番手にまであがり、最終コーナーを過ぎてからスプリントをかけて、メイン集団の頭を取ることに成功するも、2名が既にゴールしており、3位に留まる結果に。

    レイ選手の感想

    逃げに乗ったことも良かったし、作戦悪くはなかったと思う。ヨシアキが追走集団に入ったことはプランとして完璧だった。ただ、勝負どころでは力が足りなかっただけ。最近は調子が少しずつ良くなってきているので、残り2レースはそのままあげていきたい。

    福田選手の感想

    今回は色々な意味で勝ちたかっただけに残念な結果に終わってしまった。後手を踏まないためにヴァルが乗っていた逃げ集団に自分かもう一人乗せたかったが、そうはいかなかった。ただ調子も良かったし、最低限集団の頭は取れたので悪くもなかったと思う。

    トムの感想

    今日は先手を取る展開に挑戦していこうということで、いつもトライしている「前待ち作戦」を頭に入れつつ積極的に動いた。ヴァルが逃げに乗ってくれたのは良かったが、そこからやはり後手を踏む展開になってしまった。但し、展開的に考えると、大きなミスを起こしたわけではない。先頭集団と追走集団にも入っていました。しかし、スタートに5人も揃っていたということで、本来だと第2追走にも入っていないといけないところに、キナンは3名も揃っていたのは痛かった。それで福田が動けなくなってしまい、他の選手は力不足を食らった。もっと総合力を付けなければならないが、今までの大会から見ると、ヴァルも塚本も復帰してきていることが分かる。これから2周間でまた調整できるので、しっかりと準備をした上で、ジャパンカップと地元の山中湖サイクリングクラシックに挑みたいと思う。

  • Formation,  Vélo Club Corbas

    2020年のフランス派遣選手のお知らせ

    2019年シーズンはまだまだ続きますが、いよいよ2020年シーズンの準備を進める時期となりました。 山中湖シクリスムフォーマションには「世界的育成」の制度がある中で、各選手の目標や課題に合わせたキャリアプランを作り、選手たちが何に取り組むべきかを把握した上で明確な目標に向かって戦っています。先ず、2020年シーズンにおいてフランスのクラブチームに派遣されるメンバーを発表させて頂きます。

    Corbas Isastis Cycling Team (Auvergne Rhône-Alpes、DN3)
    コーバ・イサティス・サイクリング・チーム(オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏 、DN3)
    香山 飛龍 (U2)
    福田 圭晃 (U2)

    世界的育成の制度の中で、二人とも「3段目」に位置することになります。次の目標は「フランスのDN1又はDN2チームに昇格する」という「4段目」に移ることになります。

    香山飛龍(19歳、U2)

    香山選手のコメント

    「こんにちは。香山飛龍です。
    今年は山中湖シクリスムフォーマションとVélo Club Corbasの下、フランスをフルシーズンで経験させて頂きました。その中で見えた課題としっかり向き合い改善し、来年も戦っていきます。

    来年の目標はカテゴリー2でしっかり勝利を納める事、そして何よりカテゴリー1とElite Nationaleカテゴリーでの結果作りになります。

    1年目に出場したElite Nationale大会では完走こそ達成出来たものの、トップ20には程遠いものとなりました。しかしスピード、強度、コースの難易度と求められているものは明確になりました。カテゴリー2に関して動きが悪いレースを続けてしまったと振り返ります。来年はそれを繰り返す事ないようしっかり改善して、晴れて結果を作りに行こうと思います。

    U23一年目は本当に多くの経験値を蓄えました。二年目はそれをどう活かしていくか、という年になると思います。悪かったところは繰り返さないように、良かったところは伸ばしていけるように活動していきます。
    応援宜しくお願いします。」

    トムGMのコメント

    今年はチーム初年度ということもあり、香山選手は2月から10月までと丸々一年フランスで戦いました。本来であれば、しっかりと国内で知識や技術を身に付けてから本場といわれるフランスに真っすぐへと向かうことは原則としてありますが、香山選手は以前から「反省力」と「行動力」を確認できていたからこそ、「特権」で1年送り込む運びとなりました。そのおかげもあり、本人はいきなりの長期滞在を無駄にすることなく、上手く取りまとめられたかなと思います。

    しかし、この1年間を通じて貴重な経験を積んで頂いた反面、国内での指導不足が結果に表れたこともあり、課題もはっきりと浮かび上がりました。レース展開の運び方、勝負の仕方、チームで連携の取り方など、要すれば国内でしっかりと行っている指導が欠いていることが分かり、それをしっかりと身に付けてから次のステップに移る必要があると判断しました。

    従って、2020年も引き続きCorbas Isatis Cycling Teamの正メンバーとして走ることにはなりますが、国内で走る機会を少し増やし、今までクリアできていなかった課題を潰してから、ヨーロッパの勝負に接していこうという結論に至りました。

    2020年も、引き続き香山選手への応援を宜しくお願い致します。」

    福田圭晃(19歳、U2)

    福田選手のコメント

    「高校生の時から卒業したら、フランスorヨーロッパで走ってプロになっていこうと思っていたのですが、中々上手くいかずアンダー1年目は日本で走ることに。当初は納得がいかない部分はあったけれど、レースを走って行くごとに生活していくごとに今までとは違う見方、考え方が出来るようにしてくれたこのチーム。

    山中湖に来て、色んな出会いや、自然とよく触れ合う事が多くなり、人として成長出来たと思います。

    2020年は山中湖で吸収した事を活かして、またフランスでもっと吸収して上へと上がっていきます。

    応援よろしくお願い致します!」

    トムGMのコメント

    「ヨーロッパに魅せられていた当初の福田選手とは、「チームでは受け入れるけど、指導の仕方には100%信頼して頂く約束をしてもらう」と条件付きでの加入でした。 当初日本を否定している部分もあった福田選手には覚悟が必要だったと思いますが、 ナショナルチームの活動に並行しながら、国内でしっかりとヨーロッパに挑む準備をしていこうというスタンスに同意して頂き、最後までその約束を見事に守って、実行して頂きました。

    成績、振る舞い、走り方、考え方、技術、コミュニケーション、ほとんどの面ではヨーロッパに挑戦することに相応しい活動を確認できたので、福田選手は日本を卒業し、これからは世界プロになるという目標に専念して頂きたいです。

    しかし、体づくりや経験面では伸びしろがそれなりに残っているので、これからも引き続き本人の成長を支えながら、更に上を目指していきたいと思います。」

  • Formation,  Race Report (JP)

    南魚沼ロードレース

    今年JBCF最終戦となる南魚沼大会に参戦して参りました。今年3度目の怪我から山之内選手が復帰し、群馬交流大会を完走した塚本選手とレイ選手も調子が上がっているため、チーム力をもっと生かした中で福田選手の勝利に繋げることを目標に挑みました。

    南魚沼ロードレース
    E1
    出走メンバー:
    福田 2位
    レイ 26位
    塚本 DNF
    山之内 DNF

    スタートからアタックが繰り返されるも、決定的な動きにはならず、レースがしばらくそのまま進んでいく。大きな変化があったのは3周目。ラファサイクリングクラブの中里選手がペースを上げ、集団が崩壊すると同時に、塚本選手がパンクでレースから降ろされ、そして序盤のフォローを託されていた山之内選手も復帰直後の参戦ということもあり、強度不足を食らいドロップ。

    30名程度に絞られたメイン集団には福田とレイが残るも、レースを大きく動かす中里選手を含む3名のグループを逃してしまう形になる。福田が那須ハイランドパークの新開選手と追走をかけ、振りだしに戻すことに成功。そこから15名程度の先頭集団の中で福田単独での勝負になり、一名の選手がしばらく先行するも、残り5kmで再び集団一つに。結局誰も先行できないまま、集団スプリントの中で福田が注目されていた中里選手をわずかの差で先行することに成功するも、Team Shidoの持留選手が圧倒的な加速力で通過し、福田がまたと2位にとどまってしまう。

    福田選手の感想

    JBCF最終戦ということで、絶対に勝ちたかったが、ラスト300mで太ももがつってしまい、かなりの差で負けてしまった。終盤は又と一人での戦いとなったが、序盤は怪我上がりなりに良く動いてくれた壮真と、途中で後ろから戻ってきたヴァランタンが仕事を果たしてくれて、励みになった。

    トムの感想

    ここ数レースは福田単独で勝負していることが課題となっており、残りの3選手にチームで戦う大切さをなるべく伝えるようにして、選手たちも頑張るつもりで走ったが、塚本のパンク、レイの不得意な長い登り区間、そして山之内の怪我上がりもあり、今回も福田単騎での戦いとなってしまった。レースを重ねていくにつれて、各選手のコンディションも上がっていくはず。これで今年のJBCF大会は終わったが、シーズンは11月上旬までまだまだ続くので、来年に向けての準備も含めて、各選手が自らの課題を意識しつつ、残りのレースを狙っていく。

  • Formation,  Race Report (JP)

    群馬交流戦9月大会

    群馬CSCのコースにて国内最高峰「Jプロツアー」と今年参戦中の「Jエリートツアー」が混走できる交流大会が開催されました。2020年は「Jプロツアー」への昇格を予定していることもあり、準備の意味合いも含めて重要な大会として挑みました。しかし、フランス遠征中のメンバーもいる中で、大会直前に山之内選手が怪我により参加できなくなり、3名のみでの参戦となりました。また、日曜日に150kmが予定されていた本大会は台風15号の影響で短縮されることになり、両日とも13周回=78kmで開催されました。

    群馬交流戦9月大会 Day 1
    P、E1
    6km×13周回=78km
    福田 11位
    塚本 DNF
    レイ DNF

    終盤でレースが大きく動くことが想定されていたので、最近好調な福田選手を中心に作戦を組んだ。レイ選手と塚本選手が序盤からアタックについていく予定だったが、早い段階から不調なレイ選手が遅れてしまい、そしてしばらくしてから塚本選手も他の選手の落車の影響を受け集団に復帰できないという最悪のレース運びとなってしまった。しかし、一人となった福田選手は調子が非常によく、良い位置でレースを進ませ、最後の勝負に備える。

    大きな動きがあったのはラスト2周の心臓破り。マトリックスパワータグのオールイス・アウラール選手が仕掛け、ブリヂストンサイクリングの黒枝士揮選手のみが付いていく。同じブリヂストンサイクリングを中心に追走がかかり、集団が再び1つになり、最後のスプリント勝負に備える。しかし、マトリックスパワータグとブリヂストンサイクリングがお互いを潰し合い、崩壊しているところをヴィクトワール広島の谷選手が利用し、最後の心臓破りで決定的なアタックをかける。メイン集団がその差を詰めることなく、単独でゴールを先行し、ヴィクロワール広島史上初の勝利を飾る。

    一方で、福田選手がオールイス・アウラールの番手に付き、ラスト150mまで3番手に位置するも、スプリントを開始するタイミングでリアディレーラーのワイヤーが外れ、アウタートップのままでゴールを目指すも、最後の登り区間で後続の選手に捲られ10着(11位)でレースを終える。

    トムGMの感想

    今回は来年、各選手がそれぞれステップアップすることもあり、今回はチームの準備に重視を置いて挑んだが、チームとしては全く機能しなかった。福田の動きが良く、ゴール直前のメカトラブルがなければ、5位以内に入っていたはずだが、 本来であればチームを引っ張るはずのレイ選手の不調が続くこと、そして塚本選手が余裕を持って走れなかったことで、展開によってはゼロポイントで帰ることも有り得た。レイと塚本、そして大会を出走できなかった山之内にチームで動けるには個々の責任が大きいことに改めて意識して頂きたい。

    群馬交流戦9月大会 Day 2
    P、E1
    6km×13周回=78km
    レイ 49位
    塚本 66位
    福田 DNF

    本来は150kmも予定されていた本体会のDay2が前日と同様、78kmに短縮されたので、作戦を合わせて、前日に近い形で挑んだが、マトリックスパワータグとブリヂストンサイクリングがレースをコントロールできないことが把握でき、若干の調整を入れた。そして、明らかに最強のオールイス・アウラール選手が昨日では動きがゴールに近すぎただろうということで、今日は更に早い段階で打ってくることを想定し、福田選手が序盤からでも動くように考えた。想定の通り、5周目に15名の選手が先行する形になったが、その時に先頭付近にいたレイ選手が反応しきれなかったことから、乗り遅れる展開になってしまった。福田選手が次ぎに反応し、その時に形成された追走集団は先頭との差を10秒近くまで詰めたが、メンバーが揃わず、4名に減ってからブリッジの可能性が薄くなり、結局追いつかずに後方のメイン集団に戻ってしまった。

    その時点でエースを任されていた福田が大分体力を消耗していたので、調子が若干良くなっていたレイと塚本とコミュニケーションを取り、塚本が追走の動きに反応し、レイが最後のスプリントに集中する作戦に変更した。福田はできるところまでサポートに回るつもりでいたが、落車の影響で遅れた際に集団に復帰する体力が足りず、2周回を残してリタイヤとなった。先頭でアウラール選手が見事に単独優勝を決める一方で、塚本が逃げ出すことが出来ず、レイ選手のスプリントに託されたが、レイ選手も最後の登りで番手を下げてしまい、集団の中に埋もれたままのゴールとなった。結果として、レイ選手の49位がチーム最高順位となった。

    トムGMの感想

    「前日の大会から恐れていた展開が起こってしまった。レイと塚本は前日より調子が若干良かったが、アタックに効率よく反応することには足りず、結局福田に迷惑をかける形になってしまった。しかし、体力が少ない中でも上手く立ち回ることで終盤まで残ることができ、そしてしっかりとコミュニケーションをとり、作戦を考え直すことはできていたことは評価できると思う。実質的には前日の結果の方が良かったが、今回は課題がはっきりと表れたレース展開になったので、次のレースに繋がることは間違いない。」

  • Formation,  Race Report (JP)

    鈴鹿ロードレースクラシック

    前日は、鈴鹿サーキットの方で開催された「鈴鹿ロードレースクラシック」に参戦しました。58kmという短距離にて行われましたが、国内の有力コンチネンタルチームがフルメンバーで参戦しているなど、とてもハイレベルな大会となりました。来年Jプロツアー昇格に向けて、UCIコンチネンタルチームを相手に戦う滅多にない機会として、現在の国内メンバーでどこまで戦えるかを評価できるチャンスでした。また、9月20日放送のドキュメンタリーの計画の中で、NHK甲府放送局に密着して頂いた中で、残念な結果で終わる選択肢はありませんでした。

    鈴鹿ロードレースクラシック
    58km
    参加メンバー:
    福田 17位
    塚本 57位
    レイ 86位

    ゴール後の登りの頂上から一ヶ所を除いて、道幅が広く流れるコースであること、そして多数のコンチネンタルチームが参戦してアタック合戦の中で影響するチームプレイが多いことから、序盤から逃げが決まる可能性が低く、決まるとしたら中盤を過ぎてからで10名以上ないと逃げ切ることも難しいと予測し、従ってメンバーの少ない山中湖CFは序盤は余計な力を使わずに集団の中で待機することにしました。終盤は、福田選手をエースとして、アタックに塚本、レイ、福田の3人がアタックの流れに付いていき、ローテーションにあまり加わらずに逃げ切りを狙うこと、そして決まらない場合は福田のスプリントに切り替えてレイ選手と塚本選手がラスト1kmまで前に引き上げることを視野に入れて動くことにしました。

    予想通り、アタック合戦が繰り返されるものの、決まることがないまま距離が経過していく。福田が集団前方に位置を取って展開を見逃さないようにしつつ、タイミングを伺う。大きな変化があったのは5周目、8名の逃げが12秒ぐらい先行していたところで、福田を含む4名の追走ができ、逃げ集団に合流する。作戦通りの展開になり、福田もタイムを稼いでおくためにローテーションに加わるも、有力な外国勢の動きを見てグループの後方に位置することを決意。

    しかし一旦決まったと思いきやこの逃げには宇都宮ブリッツェンとブリヂストンサイクリングの選手が含まれていなかったことから、この2チームが列を組んで追走を図る。ラスト2周に入るところの登り区間で一気に差を詰め、それを確認した先頭集団からキナンサイクリングチームのルバ、そしてマトリックスパワータグのアウラ―とトリビオだけが更に飛び出して、小人数で逃げ切りを狙う展開に。

    逃げ集団の中で力を使った福田に塚本が合流し、集団前方に位置を保つ動きに協力する。残り5kmのペースアップに福田が上手く反応し、下り区間に入るところで上位に入っていることから、終盤まで他のチームの列を使って番手を下げないことに何とか成功。最終コーナーは5番手で曲がり、先頭付近から自らスプリントを開始するも、残り距離がまだ長くラスト100mで大きく番手を下げ17位でゴール。

    福田選手の感想

    今日は思い通りの展開に持ち込むことができ、最終的には結果には繋げられなかったにしても、流れとしてはとても良かったと思う。調子の良さも確認できたので、次のレースに繋げていけるように引き続き頑張っていきたい。

    トムGMの感想

    今日は予想通りの展開になり、それを上手く予測できたことで、選手たちも作戦通りの動きをすることができ、大きな結果を残すまではあと一歩足りずだったと思うが、コンチネンタル登録をしている数チームよりはずっと良い動きが出来たことは間違いない。枚数が少ない中で選手たちは選択肢を間違えなかったと思うし、塚本選手も福田が後ろに下がりそうになった時も自らそれを上手く補い、良いサポートが出来たと思う。やはりヴァランタン選手のコンディションがなかなか上がらないこと、そして日本人選手がまだコミュニケーションを上手く取れていないことが大きな課題として残っていると思うので、枚数が少ないからこそ全員がもっと一体となって、一緒に走ることに徹底していきたい。

  • Event,  Formation

    「フルーツライド」に参加してきました!

    日曜日は山之内選手、福田選手、塚本選手、そしてトムが「フルーツライド」のゲストライダーを務めました! 甲府盆地を囲む有名な絶景道路「フルーツライン」を中心としたロングコースは、85km程度と短めの設定ですが、アップダウンの連続なので、早いライダーでも4時間前後かかります。山梨県の名物、勝沼のブドウでお腹いっぱいになりながら、全国各地からいらっしゃったお客さんと一緒に走ることで、選手たち元気を頂きました。抽選会や豪華なブース出展も行われており、楽しみいっぱいの自転車イベントとして、とても好評なイベントです!

    そしてイベント後は、鳥坂峠で全開走を挟みながら、来週から連続する大会に向けて、選手たちは山中湖村まで自走で帰りました!

  • Formation,  Race Report (JP)

    AACAカップ第8戦

    昨日はいつのの長良川会場でキナンAACAカップの第8戦が炎天下で開催されました。忙しい9月に入るところで、競技日数の少ない8月を選手たちがどうクリアできたかが確認できる良い機会だと思い挑んできました。

    AACAカップ第8戦
    5.1km×20周=102km
    出走選手:
    トム 10位
    塚本 完走
    山之内 完走
    福田 DNF
    レイ DNF

    今回は異常な暑さもあり、前半は5名以上の大きな逃げ集団だけ見逃さずに冷静に動き、後半から好調な福田選手を中心に決定的な動きを打っていくという作戦で挑んだ。序盤からアタックが繰り返される中で、後半に備える水分補給を行いつつ、福田と塚本が危険な時だけ反応していく。しかし5周目あたりに山中湖CFから誰も反応しなかった8名の逃げが形成され、後手を踏んでしまう展開に。トムがメイン集団を活性化させ、カウンターで山之内と福田が5名の追走を作り、そこからキナンサイクリングチームの中島選手と福田選手のみが逃げ集団に合流することに成功し、山中湖CFに有利な展開を取り戻す。

    逃げ集団が2分近く開くまで徐々に離れていき、一方のメイン集団ではチームメイトを送り込んでいないチームの選手が協調する。しかし、残り30kmのところで、周回スプリントを機に始まったアタック合戦で暑さを苦手とする福田選手が後ろに取り残され、逃げから千切れてしまう。それを確認したメイン集団にいたメンバーがレイ選手のスプリントに切り替えるべく追走に加わるが、レイ選手も同タイミングでレースを降りてしまい、一気に不利な展開に変わる。

    チームからだれも入っていない4名の先頭集団の逃げ切りが濃くなるため、メイン集団に残っている山之内、塚本、トムが仕方なく再度役割分担を行い、山之内と塚本がラスト2周の追走に反応し、トムがスプリントを担当するという作戦に。逃げではブリヂストンサイクルの橋本英也選手が勝利する一方、5位争いは追走が出来ないままスプリントになり、練習不足を食らうトム選手が痙攣と戦いながら集団の6番手でゴールし、10位でチーム最高位となる。

    トムGMの感想

    本来はあくまでも指導者として出走しているマネージャーの自分だが、今回はエース2人が早々DNFとなり、たまたま自分で結果を取りに行かなければならない予想外の状況になった。自分は7月から500km程度しか自転車に乗っていないので、完走するだけでも精一杯なので、本来はあり得ない状況。ターニングポイントとなった8名の逃げが形成された場面に反応できなかったことが大きく、山之内選手と福田選手の反応はとても良かったが、結果としては損が大きかった。また、暑さに弱いという福田選手が課題を生み出し、本人の勉強にもなったと思う。これから大事なレースが連続する9月が待っているので、自分に不利な状況の中でもしっかりと対応できる形を保っていきたい。

  • Formation,  Race Report (JP)

    開田クリテリウム

    8月10日に長野県の木祖村にある標高1400mの「開田高原」にて、「開田クリテリウム」が行われました。結果としては福田選手が2位、山之内選手が3位、レイ選手が4位と、とても悔しいものになりましたが、良いトレーニングにもなりました。下記は大会のレースレポートです。

    開田クリテリウム
    2.1km×20周=42km
    福田 2位
    山之内 3位
    レイ 4位
    トム 7位
    塚本 DNF

    前半は、E2-E3カテゴリーの大会が行われたこともあり、落ち着いた展開が続きいた。レースが大きく動いたのがイナーメ信濃山形の紺野選手のペースアップ。人数が多い山中湖シクリスムフォーマションが早い段階から仕掛けるべく、塚本選手がアタック。レオモベルマーレの選手が反応して、一旦振り出しに戻すが、福田選手のカウンターに紺野選手と山之内選手が先行し、逃げが決まる。山中湖シクリスムフォーマションは2人、イナーメ信濃山形は1人という有利な状況に。

    暫くそのまま走行してから、福田選手が再度アタックをかける。紺野選手は反応できるが、山之内は少し遅れてしまう。福田は数回紺野選手を千切ろうとするも、離し切れず最終的には福田選手と紺野選手の勝負になり、福田がわずかの差で先行され2着に留まる。近くまで迫ってきた山之内は3着。

    レオモベルマーレから2人とイナーメ信濃山形から1人に加えてレイ選手とトム選手を含む追走集団において、終盤に差し掛かるタイミングで交替で仕掛け、レイ選手が4位を確保することに成功。

    7着でゴールしたトムGMの感想

    大会数の少ない8月でレースの感覚を失わないために挑んだ今回の開田クリテリウムだが、良いトレーニングになったと思う。レースの練習ということで、チームとしての動きに重視をおいて、数的有利な状況を作った上で勝利を目指して走ったが、それなりにフィジカルなコースだったこともあって、紺野選手に負けてしまった。但し、力が足りなかったとはいえ、山之内選手をもう少し生かす走りはできたのではないかと思う。そう考えると、わずかの差で負けた福田にとっても、優勝の可能性も十分にあったのではないかと感じている。各選手の課題が良く分かったので、競技日数の多い9月に向けて継続的に準備を進めていきたい。