• Event,  Race Report (JP),  Team (一社)

    山中湖サイクリングクラシック

    2019年11月3日に「山中湖サイクリングクラシック」が初めて開催され、たくさんの選手や観客にお越し頂き、運営を務める当チームとしては最高の形で2019年を締めくくった。初大会となった本大会を写真と共に振り返ってみよう。

    観客が楽しめるアトラクションが盛りだくさん

    2019年11月3日、午前7時。山中湖村を代表する「紅富士」に見守られている中、山中湖サイクリングクラシックの大会会場となる山中湖村総合運動広場に幕が上がる。各ブースが開店し、村民や観客が少しずつ集まってくる。

    山中湖観光振興公社、山中湖観光協会や商店組合などのブースで山中湖の魅力や名品を体験しながら、 ホストチームの「山中湖サイクリングチーム」、当大会のチャンピオンジャージ 一を作成した「デコジャ」やオリンピックのオフィシャルパートナーである「ブリヂストンサイクル」なども出店しており、自転車の様々な場面と親しくなれる環境が揃っている。

    一方で、選手が次々と受付を済ませ、準備に取り掛かる。各地からサポーターも応援にお見えになっている中で、招待チームの「那須ブラーゼン」、そして「愛三工業レーシングチーム」(両チームともUCIコンチネンタルチーム)も雄大な富士山を背景にマッサージやミーティングを行い、それぞれのチームカラー(黄色と青)で会場を染める。

    大会MCの小林美紀さんと解説担当の水野恭兵選手(インタープロサイクリングアカデミー)、そして1988のソウルオリンピック自転車ロードレースで25位を記録した特別ゲストの鈴木光広さん(ブリヂストンサイクル)が徐々に会場を盛り上げていくと同時に、試走とウォームアップを兼ねる選手たちがコースを回り始める。

    歴史に残る第一回大会がスタート

    9時50分になると選手がスタートラインに集結し、レースディレクターを務める山中湖シクリスムフォーマションのボシストムGMが競技説明を行う。大会会長の高村文教村長のご挨拶が続き、いよいよスタートの時間がやってくる。大勢のメディアや観客に見守られている中で、75名の選手が同時に発走する。

    1周目はニュートラルスタートということで、各選手がリアルスタートに向けて位置取りを争いながら、再びスタートラインに向かう。リアルスタートが切られると同時に、集団のペースが一気に上がる。1周目の登りでは大きなアタックがかからないものの、プロ選手の率いる集団に食らいつくのは決して簡単なことではなく、何名かの選手が早々と遅れていく。先頭集団では、アタック合戦が続くも、決定的な動きにはならず、数名が抜け出しては捕まる展開が暫く繰り返される。

    6周目、渡邊翔太朗(愛三工業レーシングチーム)が単独で飛び出す

    大きな動きがあったのは6周目。メイン集団は30名程度まで絞られ、注目されているチームとして愛三工業レーシングチームから5名、山中湖シクリスムフォーマションから4名、那須ブラーゼンから2名が残っている。そんな中で、最も人数を揃えている愛三工業レーシングチームの渡邊翔太朗選手がペースが緩んだタイミングで飛び出す。タイム差が一気に30秒までに広がり、展開によっては1分まで開く場面もある。

    一方のメイン集団では那須ブラーゼン、山中湖シクリスムフォーマション、Roppongi Express、Team Gochiやレオモベルマーレの選手が次々とペースアップを図るも、集団がばらけるは再びまとまる状況が繰り返され、速くなることもあれば、ペースが落ちる場面も必ず出てくる。そのため、渡邊選手のリードが1分を超えることはないものの、タイム差が縮まることがあっても、また開いていく。

    渡邊選手が単独のままゴール、愛三工業レーシングチームがワン・ツーを決める

    中盤からずっと逃げ続ける渡邊選手に対して、メイン集団で脚を温存している選手もいるので、各チームのエースが次の展開に備える中、アシストが最後の力を振り絞って何とかタイム差を縮めていく。

    12周目に米谷隆志(レオモベルマーレ)がペースを上げ、その動きには岡本隼(愛三工業レーシングチーム)、福田圭晃(山中湖シクリスムフォーマション)と寺田吉騎の3名だけが何とか食らいついていくも、岡本選手が先行しているチームメイトを守っていることもあり、後方の集団が再び合流する。そこからけん制が始まり、ラスト2周のところでは、渡邊選手がまだ45秒先行している。逃げ切りの可能性がかなり具体的になってくる。

    ラスト一周に入る手前から仕掛けたのはジュニアの寺田吉騎。追走集団を数秒ほど先行しながら、まだ27秒離れている渡邊選手を追っていく。しかし、最後の登りで上がってくるのが渡邊をずっと守っていたチームメイトの岡本隼。寺田をパスし、頂上では差を20秒まで縮めるも、既に残り3kmを切っているため、渡邊選手は追いつかれることなく、単独でゴールラインを通過する。結果的に10秒まで迫っていた岡本隼が2位、そして同チームの住吉宏太とわずかの差でスプリントを制したジュニアの寺田吉騎が3位。

    隠れた富士山をバックに行われた表彰式で豪華賞品が贈られる

    本大会は周回遅れとなっても、順位が付くため、全選手が順位を与えられることが特徴。そして、総合ランキングに加えて、山岳賞と周回賞、またジュニア、U23、マスターズ40台とマスターズ50台と、様々なカテゴリーが表彰されることも一つの魅力となっている。勝者には大会トロフィー、大会チャンピオンジャージ、マウント富士ホテルペア宿泊券、富士マリオットホテルペア食事件、山中湖ワインや山中ハムなど、豪華な賞品が贈られる。

    ずっと大会を見守っていた富士山が隠れてくる中で式典が行われ、そして表彰式も。初大会の勝者は、渡邊翔太朗(総合、山岳賞、周回賞)、寺田吉騎(ジュニア)、あべ木関二(U23)、高岡亮寛(M40)、秋山哲也(M50)に決まった。

    終わりに、大会ディレクターのボシストムの言葉で幕が閉まる。「1900年には栃木県宇都宮市で自転車ロードレースの世界選手権が行われ、2年後にジャパンカップサイクルロードレースという大会が初めて開催された。現在、その大会は日本最高峰の自転車ロードレースとして世界的に知られている。しかしここは来年、規模として世界選手権を大幅に超えているオリンピックが行われる。これからもオリンピックのレガシーとして本大会を継続させていき、そしていつかは、日本の自転車競技業界を引っ張るメージャーな大会にしていきたい」と語った。成功に終わった第一回大会を経て、第2回に向けての期待と希望が高まった。

    大会ディレクターのボシス氏が山中湖サイクリングクラシックへの思いを語る
  • Formation,  Race Report (JP)

    Japan Cup Open

    先日は日本最高峰の自転車ロードレース大会として位置づけられる「ジャパンカップ」が栃木県宇都宮市にて行われました。全国の選手が参戦するそのアマチュア版である「ジャパンカップオープン」の男子カテゴリーにて、福田選手が15cmぐらい届かず2位に入りました!

    ジャパンカップオープン男子
    10.3km×7周=72km
    2位 福田
    15位 山之内
    21位 香山
    DNF 塚本
    DNF 森崎

    残り30kmから五十嵐選手(横浜高校、福田の後輩)、佐野選手(イナーメ信濃山形)、宇佐美選手(明治大学)と一緒に逃げ出し、50秒までリードを広げる。そこから次々と五十嵐、佐野が千切れていき、ラストラップに入るときは宇佐美と2人になるも、最後の登り10名の集団に吸収。

    そこからスプリントに切り替えましたが、チームユーラシアの花田聖誠を刺しきれず…結果的には負けてしまいましたが、今日は間違いなく、一番強かったでしょう。そして、ジュニアの山之内選手も第2集団でゴールし15位と大健闘しましたので、来週の四日市ジュニアにも期待したいところです。

    さて、次は2019年最終戦、ホームレースの「山中湖サイクリングクラシック」!

    (c) Itaru Mitsui

  • Formation,  Race Report (JP)

    AACAカップ第9戦:福田が3位

    本日はAACA第9戦がいつもの大会会場、長良川サービスセンターの方で開催されました。当初予報されていた雨が降ることなく、むしろ夏を感じさせられる暑い天候の中で行われました。山中湖シクリスムフォーマションとしては、福田、塚本、レイ、山之内、そしてトムが出走していました。今回はJBCFの前橋大会、そして茨城国体と被ってしまい、出走人数がいつもより若干少なかった(60名程度)ですが、主催を務めているキナンサイクリングチームを中心に強いメンバーが揃っており、熱い戦いが期待されていました。

    出走人数が少ないこと、そして全体のレベルがバラバラであろうことから、今回は回りのチームの動きに合わせる作戦よりも、先手を取るような作戦ということで挑みました。

    AACAカップ第9戦
    5.1kmx20=102km
    出走選手:
    福田 3位
    塚本 完走
    レイ 完走
    山之内 DNF
    トム DNF

    序盤からは塚本、レイ、トムを中心に動き、有力勢が動く際には山之内も福田も必ずチェック。有力選手によるアタックは明らかに勢いが違うこともあり、そういう時は必ず反応できるようにとレースを進めていく。しかしトムがアタックへの反応から回復が追いつかず、5周が経過したところで千切れてしまうと、今回は練習不足を食らう展開に。専属選手がレース運びを任される。

    大きく動いたのは6周目。レイ選手を含む6名の逃げが先行し、それに反応した2名の選手が追走し、2周かけて合流。しかし1分半離れたところで好調を見せるレイ選手がいきなりパンク。ニュートラルを利用するも、復帰した時点では逃げが大きくばらけており、5名に絞られる。一方のメイン集団では福田が追走集団を形成することに成功し、徐々に前を追っていく。追走にチームメイトが入っていることを確認したレイ選手がローテーションを飛ばし始めることをきっかけに、先頭集団が崩壊し、キナンサイクリングチームから新城雄大選手、そしてフィッツグルーンから水野貴行選手の2名が飛び出す展開に。

    その直後、福田選手を含む追走集団も合流に成功するも、既に一歩遅れた展開になってしまっている。更にできていた第2追走集団も同時に合流し、福田が飛び出しを図るも、集団の中にはキナンサイクリングチームの選手が3名もいることもあり、潰されてしまう。けん制する場面と駆け引きが続く場面が繰り返される結果、残り4周でメイン集団全体に飲み込まれてしまう。

    痙攣を食らった山之内選手がメイン集団から降りたこともあり、1分以上先行している2名に対して、メイン集団には力尽きしたレイ、そして福田と塚本しか残っておらず、追走をかけようとするもなかなかつまらないまま、3番手争いに。福田がラスト一周で勢いよく飛び出すも、残り2km弱で追いつかれてしまい、そのままゴールスプリントへ。もうひと踏ん張りで早掛けした選手の後ろで2番手にまであがり、最終コーナーを過ぎてからスプリントをかけて、メイン集団の頭を取ることに成功するも、2名が既にゴールしており、3位に留まる結果に。

    レイ選手の感想

    逃げに乗ったことも良かったし、作戦悪くはなかったと思う。ヨシアキが追走集団に入ったことはプランとして完璧だった。ただ、勝負どころでは力が足りなかっただけ。最近は調子が少しずつ良くなってきているので、残り2レースはそのままあげていきたい。

    福田選手の感想

    今回は色々な意味で勝ちたかっただけに残念な結果に終わってしまった。後手を踏まないためにヴァルが乗っていた逃げ集団に自分かもう一人乗せたかったが、そうはいかなかった。ただ調子も良かったし、最低限集団の頭は取れたので悪くもなかったと思う。

    トムの感想

    今日は先手を取る展開に挑戦していこうということで、いつもトライしている「前待ち作戦」を頭に入れつつ積極的に動いた。ヴァルが逃げに乗ってくれたのは良かったが、そこからやはり後手を踏む展開になってしまった。但し、展開的に考えると、大きなミスを起こしたわけではない。先頭集団と追走集団にも入っていました。しかし、スタートに5人も揃っていたということで、本来だと第2追走にも入っていないといけないところに、キナンは3名も揃っていたのは痛かった。それで福田が動けなくなってしまい、他の選手は力不足を食らった。もっと総合力を付けなければならないが、今までの大会から見ると、ヴァルも塚本も復帰してきていることが分かる。これから2周間でまた調整できるので、しっかりと準備をした上で、ジャパンカップと地元の山中湖サイクリングクラシックに挑みたいと思う。

  • Formation,  Race Report (JP)

    南魚沼ロードレース

    今年JBCF最終戦となる南魚沼大会に参戦して参りました。今年3度目の怪我から山之内選手が復帰し、群馬交流大会を完走した塚本選手とレイ選手も調子が上がっているため、チーム力をもっと生かした中で福田選手の勝利に繋げることを目標に挑みました。

    南魚沼ロードレース
    E1
    出走メンバー:
    福田 2位
    レイ 26位
    塚本 DNF
    山之内 DNF

    スタートからアタックが繰り返されるも、決定的な動きにはならず、レースがしばらくそのまま進んでいく。大きな変化があったのは3周目。ラファサイクリングクラブの中里選手がペースを上げ、集団が崩壊すると同時に、塚本選手がパンクでレースから降ろされ、そして序盤のフォローを託されていた山之内選手も復帰直後の参戦ということもあり、強度不足を食らいドロップ。

    30名程度に絞られたメイン集団には福田とレイが残るも、レースを大きく動かす中里選手を含む3名のグループを逃してしまう形になる。福田が那須ハイランドパークの新開選手と追走をかけ、振りだしに戻すことに成功。そこから15名程度の先頭集団の中で福田単独での勝負になり、一名の選手がしばらく先行するも、残り5kmで再び集団一つに。結局誰も先行できないまま、集団スプリントの中で福田が注目されていた中里選手をわずかの差で先行することに成功するも、Team Shidoの持留選手が圧倒的な加速力で通過し、福田がまたと2位にとどまってしまう。

    福田選手の感想

    JBCF最終戦ということで、絶対に勝ちたかったが、ラスト300mで太ももがつってしまい、かなりの差で負けてしまった。終盤は又と一人での戦いとなったが、序盤は怪我上がりなりに良く動いてくれた壮真と、途中で後ろから戻ってきたヴァランタンが仕事を果たしてくれて、励みになった。

    トムの感想

    ここ数レースは福田単独で勝負していることが課題となっており、残りの3選手にチームで戦う大切さをなるべく伝えるようにして、選手たちも頑張るつもりで走ったが、塚本のパンク、レイの不得意な長い登り区間、そして山之内の怪我上がりもあり、今回も福田単騎での戦いとなってしまった。レースを重ねていくにつれて、各選手のコンディションも上がっていくはず。これで今年のJBCF大会は終わったが、シーズンは11月上旬までまだまだ続くので、来年に向けての準備も含めて、各選手が自らの課題を意識しつつ、残りのレースを狙っていく。

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    群馬交流戦9月大会

    群馬CSCのコースにて国内最高峰「Jプロツアー」と今年参戦中の「Jエリートツアー」が混走できる交流大会が開催されました。2020年は「Jプロツアー」への昇格を予定していることもあり、準備の意味合いも含めて重要な大会として挑みました。しかし、フランス遠征中のメンバーもいる中で、大会直前に山之内選手が怪我により参加できなくなり、3名のみでの参戦となりました。また、日曜日に150kmが予定されていた本大会は台風15号の影響で短縮されることになり、両日とも13周回=78kmで開催されました。

    群馬交流戦9月大会 Day 1
    P、E1
    6km×13周回=78km
    福田 11位
    塚本 DNF
    レイ DNF

    終盤でレースが大きく動くことが想定されていたので、最近好調な福田選手を中心に作戦を組んだ。レイ選手と塚本選手が序盤からアタックについていく予定だったが、早い段階から不調なレイ選手が遅れてしまい、そしてしばらくしてから塚本選手も他の選手の落車の影響を受け集団に復帰できないという最悪のレース運びとなってしまった。しかし、一人となった福田選手は調子が非常によく、良い位置でレースを進ませ、最後の勝負に備える。

    大きな動きがあったのはラスト2周の心臓破り。マトリックスパワータグのオールイス・アウラール選手が仕掛け、ブリヂストンサイクリングの黒枝士揮選手のみが付いていく。同じブリヂストンサイクリングを中心に追走がかかり、集団が再び1つになり、最後のスプリント勝負に備える。しかし、マトリックスパワータグとブリヂストンサイクリングがお互いを潰し合い、崩壊しているところをヴィクトワール広島の谷選手が利用し、最後の心臓破りで決定的なアタックをかける。メイン集団がその差を詰めることなく、単独でゴールを先行し、ヴィクロワール広島史上初の勝利を飾る。

    一方で、福田選手がオールイス・アウラールの番手に付き、ラスト150mまで3番手に位置するも、スプリントを開始するタイミングでリアディレーラーのワイヤーが外れ、アウタートップのままでゴールを目指すも、最後の登り区間で後続の選手に捲られ10着(11位)でレースを終える。

    トムGMの感想

    今回は来年、各選手がそれぞれステップアップすることもあり、今回はチームの準備に重視を置いて挑んだが、チームとしては全く機能しなかった。福田の動きが良く、ゴール直前のメカトラブルがなければ、5位以内に入っていたはずだが、 本来であればチームを引っ張るはずのレイ選手の不調が続くこと、そして塚本選手が余裕を持って走れなかったことで、展開によってはゼロポイントで帰ることも有り得た。レイと塚本、そして大会を出走できなかった山之内にチームで動けるには個々の責任が大きいことに改めて意識して頂きたい。

    群馬交流戦9月大会 Day 2
    P、E1
    6km×13周回=78km
    レイ 49位
    塚本 66位
    福田 DNF

    本来は150kmも予定されていた本体会のDay2が前日と同様、78kmに短縮されたので、作戦を合わせて、前日に近い形で挑んだが、マトリックスパワータグとブリヂストンサイクリングがレースをコントロールできないことが把握でき、若干の調整を入れた。そして、明らかに最強のオールイス・アウラール選手が昨日では動きがゴールに近すぎただろうということで、今日は更に早い段階で打ってくることを想定し、福田選手が序盤からでも動くように考えた。想定の通り、5周目に15名の選手が先行する形になったが、その時に先頭付近にいたレイ選手が反応しきれなかったことから、乗り遅れる展開になってしまった。福田選手が次ぎに反応し、その時に形成された追走集団は先頭との差を10秒近くまで詰めたが、メンバーが揃わず、4名に減ってからブリッジの可能性が薄くなり、結局追いつかずに後方のメイン集団に戻ってしまった。

    その時点でエースを任されていた福田が大分体力を消耗していたので、調子が若干良くなっていたレイと塚本とコミュニケーションを取り、塚本が追走の動きに反応し、レイが最後のスプリントに集中する作戦に変更した。福田はできるところまでサポートに回るつもりでいたが、落車の影響で遅れた際に集団に復帰する体力が足りず、2周回を残してリタイヤとなった。先頭でアウラール選手が見事に単独優勝を決める一方で、塚本が逃げ出すことが出来ず、レイ選手のスプリントに託されたが、レイ選手も最後の登りで番手を下げてしまい、集団の中に埋もれたままのゴールとなった。結果として、レイ選手の49位がチーム最高順位となった。

    トムGMの感想

    「前日の大会から恐れていた展開が起こってしまった。レイと塚本は前日より調子が若干良かったが、アタックに効率よく反応することには足りず、結局福田に迷惑をかける形になってしまった。しかし、体力が少ない中でも上手く立ち回ることで終盤まで残ることができ、そしてしっかりとコミュニケーションをとり、作戦を考え直すことはできていたことは評価できると思う。実質的には前日の結果の方が良かったが、今回は課題がはっきりと表れたレース展開になったので、次のレースに繋がることは間違いない。」

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    鈴鹿ロードレースクラシック

    前日は、鈴鹿サーキットの方で開催された「鈴鹿ロードレースクラシック」に参戦しました。58kmという短距離にて行われましたが、国内の有力コンチネンタルチームがフルメンバーで参戦しているなど、とてもハイレベルな大会となりました。来年Jプロツアー昇格に向けて、UCIコンチネンタルチームを相手に戦う滅多にない機会として、現在の国内メンバーでどこまで戦えるかを評価できるチャンスでした。また、9月20日放送のドキュメンタリーの計画の中で、NHK甲府放送局に密着して頂いた中で、残念な結果で終わる選択肢はありませんでした。

    鈴鹿ロードレースクラシック
    58km
    参加メンバー:
    福田 17位
    塚本 57位
    レイ 86位

    ゴール後の登りの頂上から一ヶ所を除いて、道幅が広く流れるコースであること、そして多数のコンチネンタルチームが参戦してアタック合戦の中で影響するチームプレイが多いことから、序盤から逃げが決まる可能性が低く、決まるとしたら中盤を過ぎてからで10名以上ないと逃げ切ることも難しいと予測し、従ってメンバーの少ない山中湖CFは序盤は余計な力を使わずに集団の中で待機することにしました。終盤は、福田選手をエースとして、アタックに塚本、レイ、福田の3人がアタックの流れに付いていき、ローテーションにあまり加わらずに逃げ切りを狙うこと、そして決まらない場合は福田のスプリントに切り替えてレイ選手と塚本選手がラスト1kmまで前に引き上げることを視野に入れて動くことにしました。

    予想通り、アタック合戦が繰り返されるものの、決まることがないまま距離が経過していく。福田が集団前方に位置を取って展開を見逃さないようにしつつ、タイミングを伺う。大きな変化があったのは5周目、8名の逃げが12秒ぐらい先行していたところで、福田を含む4名の追走ができ、逃げ集団に合流する。作戦通りの展開になり、福田もタイムを稼いでおくためにローテーションに加わるも、有力な外国勢の動きを見てグループの後方に位置することを決意。

    しかし一旦決まったと思いきやこの逃げには宇都宮ブリッツェンとブリヂストンサイクリングの選手が含まれていなかったことから、この2チームが列を組んで追走を図る。ラスト2周に入るところの登り区間で一気に差を詰め、それを確認した先頭集団からキナンサイクリングチームのルバ、そしてマトリックスパワータグのアウラ―とトリビオだけが更に飛び出して、小人数で逃げ切りを狙う展開に。

    逃げ集団の中で力を使った福田に塚本が合流し、集団前方に位置を保つ動きに協力する。残り5kmのペースアップに福田が上手く反応し、下り区間に入るところで上位に入っていることから、終盤まで他のチームの列を使って番手を下げないことに何とか成功。最終コーナーは5番手で曲がり、先頭付近から自らスプリントを開始するも、残り距離がまだ長くラスト100mで大きく番手を下げ17位でゴール。

    福田選手の感想

    今日は思い通りの展開に持ち込むことができ、最終的には結果には繋げられなかったにしても、流れとしてはとても良かったと思う。調子の良さも確認できたので、次のレースに繋げていけるように引き続き頑張っていきたい。

    トムGMの感想

    今日は予想通りの展開になり、それを上手く予測できたことで、選手たちも作戦通りの動きをすることができ、大きな結果を残すまではあと一歩足りずだったと思うが、コンチネンタル登録をしている数チームよりはずっと良い動きが出来たことは間違いない。枚数が少ない中で選手たちは選択肢を間違えなかったと思うし、塚本選手も福田が後ろに下がりそうになった時も自らそれを上手く補い、良いサポートが出来たと思う。やはりヴァランタン選手のコンディションがなかなか上がらないこと、そして日本人選手がまだコミュニケーションを上手く取れていないことが大きな課題として残っていると思うので、枚数が少ないからこそ全員がもっと一体となって、一緒に走ることに徹底していきたい。

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    AACAカップ第8戦

    昨日はいつのの長良川会場でキナンAACAカップの第8戦が炎天下で開催されました。忙しい9月に入るところで、競技日数の少ない8月を選手たちがどうクリアできたかが確認できる良い機会だと思い挑んできました。

    AACAカップ第8戦
    5.1km×20周=102km
    出走選手:
    トム 10位
    塚本 完走
    山之内 完走
    福田 DNF
    レイ DNF

    今回は異常な暑さもあり、前半は5名以上の大きな逃げ集団だけ見逃さずに冷静に動き、後半から好調な福田選手を中心に決定的な動きを打っていくという作戦で挑んだ。序盤からアタックが繰り返される中で、後半に備える水分補給を行いつつ、福田と塚本が危険な時だけ反応していく。しかし5周目あたりに山中湖CFから誰も反応しなかった8名の逃げが形成され、後手を踏んでしまう展開に。トムがメイン集団を活性化させ、カウンターで山之内と福田が5名の追走を作り、そこからキナンサイクリングチームの中島選手と福田選手のみが逃げ集団に合流することに成功し、山中湖CFに有利な展開を取り戻す。

    逃げ集団が2分近く開くまで徐々に離れていき、一方のメイン集団ではチームメイトを送り込んでいないチームの選手が協調する。しかし、残り30kmのところで、周回スプリントを機に始まったアタック合戦で暑さを苦手とする福田選手が後ろに取り残され、逃げから千切れてしまう。それを確認したメイン集団にいたメンバーがレイ選手のスプリントに切り替えるべく追走に加わるが、レイ選手も同タイミングでレースを降りてしまい、一気に不利な展開に変わる。

    チームからだれも入っていない4名の先頭集団の逃げ切りが濃くなるため、メイン集団に残っている山之内、塚本、トムが仕方なく再度役割分担を行い、山之内と塚本がラスト2周の追走に反応し、トムがスプリントを担当するという作戦に。逃げではブリヂストンサイクルの橋本英也選手が勝利する一方、5位争いは追走が出来ないままスプリントになり、練習不足を食らうトム選手が痙攣と戦いながら集団の6番手でゴールし、10位でチーム最高位となる。

    トムGMの感想

    本来はあくまでも指導者として出走しているマネージャーの自分だが、今回はエース2人が早々DNFとなり、たまたま自分で結果を取りに行かなければならない予想外の状況になった。自分は7月から500km程度しか自転車に乗っていないので、完走するだけでも精一杯なので、本来はあり得ない状況。ターニングポイントとなった8名の逃げが形成された場面に反応できなかったことが大きく、山之内選手と福田選手の反応はとても良かったが、結果としては損が大きかった。また、暑さに弱いという福田選手が課題を生み出し、本人の勉強にもなったと思う。これから大事なレースが連続する9月が待っているので、自分に不利な状況の中でもしっかりと対応できる形を保っていきたい。

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    開田クリテリウム

    8月10日に長野県の木祖村にある標高1400mの「開田高原」にて、「開田クリテリウム」が行われました。結果としては福田選手が2位、山之内選手が3位、レイ選手が4位と、とても悔しいものになりましたが、良いトレーニングにもなりました。下記は大会のレースレポートです。

    開田クリテリウム
    2.1km×20周=42km
    福田 2位
    山之内 3位
    レイ 4位
    トム 7位
    塚本 DNF

    前半は、E2-E3カテゴリーの大会が行われたこともあり、落ち着いた展開が続きいた。レースが大きく動いたのがイナーメ信濃山形の紺野選手のペースアップ。人数が多い山中湖シクリスムフォーマションが早い段階から仕掛けるべく、塚本選手がアタック。レオモベルマーレの選手が反応して、一旦振り出しに戻すが、福田選手のカウンターに紺野選手と山之内選手が先行し、逃げが決まる。山中湖シクリスムフォーマションは2人、イナーメ信濃山形は1人という有利な状況に。

    暫くそのまま走行してから、福田選手が再度アタックをかける。紺野選手は反応できるが、山之内は少し遅れてしまう。福田は数回紺野選手を千切ろうとするも、離し切れず最終的には福田選手と紺野選手の勝負になり、福田がわずかの差で先行され2着に留まる。近くまで迫ってきた山之内は3着。

    レオモベルマーレから2人とイナーメ信濃山形から1人に加えてレイ選手とトム選手を含む追走集団において、終盤に差し掛かるタイミングで交替で仕掛け、レイ選手が4位を確保することに成功。

    7着でゴールしたトムGMの感想

    大会数の少ない8月でレースの感覚を失わないために挑んだ今回の開田クリテリウムだが、良いトレーニングになったと思う。レースの練習ということで、チームとしての動きに重視をおいて、数的有利な状況を作った上で勝利を目指して走ったが、それなりにフィジカルなコースだったこともあって、紺野選手に負けてしまった。但し、力が足りなかったとはいえ、山之内選手をもう少し生かす走りはできたのではないかと思う。そう考えると、わずかの差で負けた福田にとっても、優勝の可能性も十分にあったのではないかと感じている。各選手の課題が良く分かったので、競技日数の多い9月に向けて継続的に準備を進めていきたい。

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    石川ロードレース:福田選手が3位

    先週末は、土曜日は9極の耐9in筑波サーキットのサポートライダー、そして日曜日は福島県石川町で開催された石川ロードレースに出場しました。筑波エンデューロは翌日の大会に出場した福田、森崎、塚本、レイに加えて、鎖骨骨折上がりでエントリーが間に合わなかったジュニアの山之内選手とトムGMも大会の安全を確保するためにペースメイクを務めました。そして石川ロードレースは、エースを託されていた福田選手がエカーズの平井光介選手に逃げ切られ3位。今回は勝利に届きませんでしたが、チーム立ち上げから実業団レースでは表彰台を逃したことが未だに一度もないと、安定した走りが続いています。

    石川ロードレース
    E1
    13.6×5+7=75km
    出走:
    福田 3位
    レイ 20位
    塚本 21位
    森崎 DNF

    序盤は逃げに必ず1人を送り込んで、福田選手と塚本選手の足を温存させて、後半はもっと積極的に、福田か塚本を含む2人以上を乗せる形で作戦を組んだ。スタートから塚本選手が積極的に動き、逃げ集団が形成されるは捕まる展開が繰り返される。2周目は、レイ選手を含む2名の逃げが先行し、35秒までリードするも、10km程度経過してから捕まってしまう。そこから福田選手が中心になって、有力選手に攻撃に反応しながら、自ら攻撃を打っていく。

    レースが大きく動いたのが残り2周の長い登り区間。ラファサイクリングクラブの中里選手が登りの下からアタックをかけ、集団がばらける。12名が先行していることもあって、次の周回の登りで捕まるが、福田選手が再び更に先行し、エカーズの平井選手とヴェントスフレッチャの基選手と逃げる形に。頂上付近では、福田が更にアタックし独走状態に持ち込むことに成功するも、後ろから追ってきた中里選手の合流もあり、下り区間で捕まる。

    最後の登りでは、基選手が先手を取りアタックするが、中里選手がチェック。福田選手がカウンターで行くも、追走も頑張って合流。ラスト1kmのところで平井選手が動き、けん制状態に入る。5秒差で先行している平井の後ろに中里と福田の順でラスト200mの登りに突入する。ギリギリの差で逃げ切りに成功した平井選手に続いて、福田が外側から中里を捲ろうとするも、コーナーの影響もあり、差し切れず3着でゴール。

    福田選手の感想

    自分が一番強いと感じていただけに勝てなかったことが残念。習得が多かった考えもあれば、勝利を逃がした悔しさもある。自分のせいで勝利を逃がしたように感じているので、次は絶対に負けない。

    トムGMの感想

    もっと積極的にレースを作るように作戦を組んでいたはずなのに、ギリギリ後手を踏まないところで動くことに留まり、森崎、塚本、レイの力不足を痛感した。その中でも、福田が自分のレースを展開し、上手く逃げ切る展開に持ち込んだが、最終局面で経験の不足を感じた。一番強いのであれば、もっと早い段階から自分が仕掛けないと、他の選手をゴールまで連れてしまう。そして連れてしまった時点でも、福田は一番スプリント力があるので、ラスト1kmで全てをかけてアタックした平井をチェックしなかったのも大きなミスだと言える。最後のスプリントも、一番強い選手は先頭で入るべきだった。ある意味、こうやって負けて色々と勉強できるレースになったと思う。

  • Formation,  Race Report (JP)

    AACA第7戦:福田選手が優勝!

    前日、岐阜県にある長良川サービスセンターにおいて、ロードレースシリーズ「AACAカップ」の第7戦が開催されました。森崎選手、福田選手、そして6月下旬にフランスから入ってきた塚本選手とヴァランタン・レイ選手、鎖骨骨折から復帰した山之内壮真選手、そしてキャプテンとしてスポット参戦のトムGMが出走と、フールメンバーの6人で挑みました。各選手が次々と攻撃に反応していく中、山之内選手の3人逃げが容認されて、レース終盤まで先行しました。結果として、誰も逃げ切ることができないまま、スプリント勝負となってしまいましたが、それを見事に制したのが福田選手!以下はレースレポートになります。

    AACAカップ第7戦
    102km
    出走:
    福田 優勝
    レイ 6位
    森崎 8位
    塚本 完走
    トム 完走
    山之内 完走

    チームとしては、数的有利な状況を作るために、交代で前々で展開していく作戦に。序盤から、アタックについていき、数人が抜け出しては捕まる流れが繰り返される。山中湖シクリスムフォーマションが攻撃を逃すことなく、積極的にレースを作っていく。6周が経過したところで、容認されるのが山之内選手を含んだ3名の逃げ集団。山之内選手の集団の後方には、4名+1名と、追走集団もできているも、先頭の3名に追い付くことなく、全て吸収される。

    先頭の3選手はキナンから椿選手、IRC – Team Eurasiaから花田選手、そして山之内選手の3名。UCIレース優勝経験を持つ椿選手と、1週間前の全日本選手権U23ロードレースで4位に入った花田選手とともに逃げているジュニアの山之内選手がどこまで付いていけるかが注目されるも、しっかりとチャンスを掴んだ本人が好調を見せているため、後方に取り残された5人のチームメイトは安心してレースを進ませる。

    山之内が弱めるどころか、しっかりと自分の役を果たしてずっと逃げていく。1分30秒を超えるタイム差が、終盤にかけて徐々に縮まっていき、暫く40秒辺りで安定する。結局、逃げが捕まるのは残り7周のところ。その後、森崎選手、塚本選手、福田選手、レイ選手、そして脚がまだ残っている山之内選手が次々と反応していき、自分のチャンスを伺ってみるも、決定的な逃げがなかなかできないまま、周回数が減っていく。

    ラスト1周に入るところで、2名の選手が10秒程度先行する場面もあるが、位置取り争いで活性化するメイン集団の勢いを抑えることが難しく、集団スプリントで勝負が決まることになる。ラスト1.5kmまで山之内選手が力を振り絞って全員を集団前方に引き上げ、レイ選手と塚本選手が次ぐも、対面区間があるラスト1kmでトレインがばらけてしまい、先頭に食らいついていけるのが福田のみとなってしまう。最終コーナーで2番手まで上がり、先頭の選手を捲りつつ、竹ノ内選手の追い上げに耐えきり、見事に優勝。番手を落としてしまったレイ選手と森崎選手は、それぞれ6位と8位でゴール。

    福田選手の感想

    完休明けで体はリフレッシュされていたけれども、自転車を変えた事もあり、慣れない違和感が残る中の今回のレースだったので不安要素はあった。 しかし、先週の全日本選手権で上位に入る足は十分にあったのに、しくじってしまったので今回のレース、後半戦は「やってやる!」っていう気持ちがあったのでモチベーションも良かったし、勝ちにこだわった。 レース中は常に先手で走り、山之内選手が長い時間逃げてくれたので、チームとは休め、最後まで誤差はあったが、機能して勝つ事が出来たと思います。この誤差をコミュニケーション、今回のレースで足揃いがわかったので埋めて行き、後半戦盛り上げて行きたい!

    山之内選手の感想

    病院の定期検診で医者からの制限がなくなりいよいよ体を本気で動かせると分かって望んだ今回のレース。
    2回目の周回賞をとる動きでできた逃げに反応しIRC、KINAN、自分の3人で集団から抜け出すことに成功した。 タイム差は徐々に広がっていき1分ほどタイムギャップを得た周回もあった。
    レースの半分以上を逃げたところで後ろが近づいたことによりKINANの選手が単独でアタック、逃げはバラバラになり集団に吸収された。吸収されてからも誰も乗っていないアタックなどが多発したため切り替えてスプリンターの足を少しでも貯めれるように限界まで動き回った。
    結果福田選手が見事スプリントを制して優勝。後半戦に向けていいスタートをきることができた。自分としてもやっと鎖骨、怪我からの復帰が出来たのではないかと思っている。
    これからの後半戦自分もチームの戦力になるためコンディションをあげてレースに挑みます!

    トムGMの感想

    序盤から全ての動きに誰か一人が反応し、後手を踏むことがないままレースを進めることができた。山之内選手の逃げもあって、チームとしては機能したと思う。3月からAACAカップに参戦しているが、各選手が大きく成長したように感じた。但し、結果として福田選手が上手く前に出て優勝してくれたが、残り1kmで4人のトレインが出来ているところでは、計算上、上手くリードアウトをしていれば、ワン・ツーまで出来ないはずがない。最終局面では、特にヴァランタン選手とのコミュニケーション不足や、多少の経験不足を感じた。とはいえ、メンバーが多少入れ替わった後半1戦目としては、とても安心できる内容になったかと思う。