Race Report

ツール・ド・葛尾:レース再開!

(主催:ツール・ド・かつらお実行委員会)
福島県双葉郡葛尾村

第1ステージ

距離11km×3回周=33km
10位 香山飛龍
21位 福田圭晃
26位 塚本一樹
29位 五十嵐洸太
33位 ボシストム
36位 山之内壮真

基本的に上りと下りしかないそれなりに厳しいコースレイアウト。距離も短く出場メンバーも力のある選手が多くいる中でおそらくスプリントの展開になる可能性が高いと予想された。

山中湖シクリスムフォーマションとしては人数も揃っていることからなるべく後手を踏まないように積極的にレースを進めることを心掛け、メンバー全員がそれぞれ逃げを仕掛けるなど前半から積極的に動いたが、結局、大きな逃げはできず最後の周回を迎える。

そのままスプリント勝負になる可能性が高くなったので、ラスト5kmの若干上り基調になったところでチームは全員集団前方に固まってスプリントに備えた。集団前方では那須ブラーゼンと山中湖シクリスムフォーマション二つのトレインが組まれ、お互いに枚数を減らしながらゴールへと突き進んでいく。トム・ボシスの牽引が終わり、山之内、五十嵐と役目を終え、塚本、福田、香山の3人で最終スプリントへと向かうが、トレインを組むのが若干早すぎたこともあり最終的にチームのトレインは崩れ、福田の離脱とともに香山1人が残される展開となった。

そのままラスト1kmを過ぎ、残り600mあたりで石原選手(Hincapie LEOMO bellmare)がスプリントを開始、香山はその後ろ3番手でスプリントに入るも最後は力及ばず10番手まで順位を下げてのゴールとなった。

チームとしてスプリントに備える形としては悪くなかったが、結果的にトレインを組むのが早すぎたということが順位に大きく影響することとなった。このことは今後に向けても大きな反省点と言える。

第2ステージ

距離11km (個人タイムトライアル)
4位 香山飛龍
6位 福田圭晃
16位 山之内壮真
18位 五十嵐洸太
26位 ボシストム
29位 塚本一樹

香山4位、福田6位と彼らに力があることは十分示せた。特に香山は度々悩まされる腹痛が出た中で本来の力は出し切れなかったもののそれでも4位と今後につながるタイムトライアルとなった。

第3ステージ

距離28km×2回周=56km
2位 福田圭晃
20位 山之内壮真
26位 五十嵐洸太
31位 ボシストム
45位 塚本一樹
68位 香山飛龍

一周28kmと国内としては距離のある周回コースは、KOMと呼べるような厳しい登りが2箇所と高低差のある厳しいコース。スタートから終始雨が降る生憎のコンディションとなった。

当初のプランでは、香山、福田のダブルエースで臨み、残りの4人は有力選手の抑え役に回ってエース2人の力を最終局面まで温存するという計画だった。ところが昨日に続き早い段階から香山の腹痛が再発し最初の登りで後方に下がってしまうという展開に。

1周目の最初のKOMから集団はバラけはじめ、その段階でトムと香山が集団からちぎれてしまう、さらに2つ目の登りで塚本、続いて五十嵐、山之内とちぎれてしまい、ここから福田は単独での戦いを強いられることとなる。この登りで福田を含む10名ほどの先行グループが形成され、結果的にはこの10名に勝負が絞られることになった。

先行グループ内では、最周回の2つ目の登りで少し前に出た留目選手(八王子桑志高校)を福田を含む強力な5名が追う展開。KOMを超えたあとの下りで、福田と佐藤選手(那須ブラーゼン)が先行する留目選手をパスしてそのまま先行し、下りきった残り4kmほどのところではこの2人が後続からかなり先行した状況になった。

佐藤選手と福田で協力し逃げ切りを図るが後ろのグループもローテーションをして前を追い、残り2kmで小集団は再び一つとなった。ここから福田は上手く切り替えて小集団スプリントに備え鈴木選手(宇都宮ブリッツェン)の番手にうまくついた、さらに残り500mで現れる連続カーブもうまく切り抜けて先頭付近で最終カーブを出ることに成功するが、ゴール寸前で石原選手(Hincapie LEOMO bellmare)に捲られ僅差での2位という結果に終わった。

レースプランとは裏腹に早い段階で単独になってしまったにも関わらず、福田は先行グループ内で上手く立ち回りよく頑張った。

(c) Miharu Tokuyama