Formation,  Race Report (JP)

群馬交流戦9月大会

群馬CSCのコースにて国内最高峰「Jプロツアー」と今年参戦中の「Jエリートツアー」が混走できる交流大会が開催されました。2020年は「Jプロツアー」への昇格を予定していることもあり、準備の意味合いも含めて重要な大会として挑みました。しかし、フランス遠征中のメンバーもいる中で、大会直前に山之内選手が怪我により参加できなくなり、3名のみでの参戦となりました。また、日曜日に150kmが予定されていた本大会は台風15号の影響で短縮されることになり、両日とも13周回=78kmで開催されました。

群馬交流戦9月大会 Day 1
P、E1
6km×13周回=78km
福田 11位
塚本 DNF
レイ DNF

終盤でレースが大きく動くことが想定されていたので、最近好調な福田選手を中心に作戦を組んだ。レイ選手と塚本選手が序盤からアタックについていく予定だったが、早い段階から不調なレイ選手が遅れてしまい、そしてしばらくしてから塚本選手も他の選手の落車の影響を受け集団に復帰できないという最悪のレース運びとなってしまった。しかし、一人となった福田選手は調子が非常によく、良い位置でレースを進ませ、最後の勝負に備える。

大きな動きがあったのはラスト2周の心臓破り。マトリックスパワータグのオールイス・アウラール選手が仕掛け、ブリヂストンサイクリングの黒枝士揮選手のみが付いていく。同じブリヂストンサイクリングを中心に追走がかかり、集団が再び1つになり、最後のスプリント勝負に備える。しかし、マトリックスパワータグとブリヂストンサイクリングがお互いを潰し合い、崩壊しているところをヴィクトワール広島の谷選手が利用し、最後の心臓破りで決定的なアタックをかける。メイン集団がその差を詰めることなく、単独でゴールを先行し、ヴィクロワール広島史上初の勝利を飾る。

一方で、福田選手がオールイス・アウラールの番手に付き、ラスト150mまで3番手に位置するも、スプリントを開始するタイミングでリアディレーラーのワイヤーが外れ、アウタートップのままでゴールを目指すも、最後の登り区間で後続の選手に捲られ10着(11位)でレースを終える。

トムGMの感想

今回は来年、各選手がそれぞれステップアップすることもあり、今回はチームの準備に重視を置いて挑んだが、チームとしては全く機能しなかった。福田の動きが良く、ゴール直前のメカトラブルがなければ、5位以内に入っていたはずだが、 本来であればチームを引っ張るはずのレイ選手の不調が続くこと、そして塚本選手が余裕を持って走れなかったことで、展開によってはゼロポイントで帰ることも有り得た。レイと塚本、そして大会を出走できなかった山之内にチームで動けるには個々の責任が大きいことに改めて意識して頂きたい。

群馬交流戦9月大会 Day 2
P、E1
6km×13周回=78km
レイ 49位
塚本 66位
福田 DNF

本来は150kmも予定されていた本体会のDay2が前日と同様、78kmに短縮されたので、作戦を合わせて、前日に近い形で挑んだが、マトリックスパワータグとブリヂストンサイクリングがレースをコントロールできないことが把握でき、若干の調整を入れた。そして、明らかに最強のオールイス・アウラール選手が昨日では動きがゴールに近すぎただろうということで、今日は更に早い段階で打ってくることを想定し、福田選手が序盤からでも動くように考えた。想定の通り、5周目に15名の選手が先行する形になったが、その時に先頭付近にいたレイ選手が反応しきれなかったことから、乗り遅れる展開になってしまった。福田選手が次ぎに反応し、その時に形成された追走集団は先頭との差を10秒近くまで詰めたが、メンバーが揃わず、4名に減ってからブリッジの可能性が薄くなり、結局追いつかずに後方のメイン集団に戻ってしまった。

その時点でエースを任されていた福田が大分体力を消耗していたので、調子が若干良くなっていたレイと塚本とコミュニケーションを取り、塚本が追走の動きに反応し、レイが最後のスプリントに集中する作戦に変更した。福田はできるところまでサポートに回るつもりでいたが、落車の影響で遅れた際に集団に復帰する体力が足りず、2周回を残してリタイヤとなった。先頭でアウラール選手が見事に単独優勝を決める一方で、塚本が逃げ出すことが出来ず、レイ選手のスプリントに託されたが、レイ選手も最後の登りで番手を下げてしまい、集団の中に埋もれたままのゴールとなった。結果として、レイ選手の49位がチーム最高順位となった。

トムGMの感想

「前日の大会から恐れていた展開が起こってしまった。レイと塚本は前日より調子が若干良かったが、アタックに効率よく反応することには足りず、結局福田に迷惑をかける形になってしまった。しかし、体力が少ない中でも上手く立ち回ることで終盤まで残ることができ、そしてしっかりとコミュニケーションをとり、作戦を考え直すことはできていたことは評価できると思う。実質的には前日の結果の方が良かったが、今回は課題がはっきりと表れたレース展開になったので、次のレースに繋がることは間違いない。」