Formation,  Race Report (JP)

栃木ラウンド:森崎選手が2連勝!

今週末はJBCFの「栃木ラウンド」に参戦しました。土曜日は「那須塩原クリテリウム」、日曜日は「矢板片岡ロードレース」と、両日とも駅前を走る公道レースとして注目されていました。そして、両日とも、森崎選手の勝利の舞台となりました!チームとしては嬉しく5連勝を飾ることができました。そして、日本ナショナルチームの一員としてJプロツアーに参戦し、両日とも展開に加わりつつ31位でゴールした18歳の福田選手の走りも目立ちました。下記はレースレポートとなります。

JBCF 那須塩原クリテリウム
E1 2.1km×20周=42km
出走選手: 森崎 優勝
エンリック 3位
トム 27位

クリテリウムレースの中で難易度が高いと位置づけられている那須塩原クリテリウム。チームとしては、なるべくハードな展開を作った中で、いずれの選手の逃げ切りを狙う作戦で挑んだ。もし逃げが決まりそうにない場合は、スプリント力のある森崎選手を発射させる。

序盤から、各選手が次々とアタックを打っていく。森崎選手、トム選手、エンリック選手がそれぞれ1周以上逃げる場面を見せたが、結果的には誰も10秒を超える差を作ることができないまま、終盤へと差し掛かった。

残り3周から、3名の選手がトレインを組み、エンリックを先頭に位置取りに挑む。もっとも危険だと認識していた向かい風区間に入るタイミングでエンリックとトムの間に数名の選手が入るも、残り700mのヘアピン手前で再び一緒になり、残り600mからトム選手がリードを取りスプリンターの森崎を背中に集団を一列にする。最終コーナーをトムと森崎が1番手の2番手で曲がり、残り200mのことろから森崎がスプリントを開始しそのまま優勝。更に、一旦番手を下げたエンリック選手が最後ののぼり直線で3着まで伸びを見せた。

森崎選手の感想:
常に後手を踏まないように前々で展開し、チームメイトと協力し交互にアタックするなど良い動きが出来ました。
また、宇都宮の時にスプリント前にトムとの間に選手を入れてしまったので、今回は絶対にトムの番手には誰も入れさせないようにしたのが勝利へと繋がったとき思います。

トムGMの感想:
宇都宮クリテリウムと違い、前半から逃げを作りその中で勝負する作戦で挑んでみたが、逃げが容認されないまま進んだので、引き続き森崎選手を発射させることになった。宇都宮と同じく森崎の勝利で終わったが、リードアウトは今回の方がスムーズに行き、森崎選手の成長が目立った。

Jプロツアー 2.1×30周=53km
出走選手:
福田 31位

栃木県に同行していた福田選手は、ナショナルチームの一員としてJプロツアーカテゴリーの大会に出場していた。エリートカテゴリーと違い、ハイペースで集団から選手が次々と脱落していくなか、福田選手はナショナルチームのメンバーと一緒に集団前方で固まり冷静にレースを進む。

序盤にできた逃げにはナショナルチームから渡辺選手が入り、福田はコントロールに入るも、渡辺選手が逃げ集団から脱落し、追いつかれてしまう。

そこで福田選手がブリッジを試み、単独で5秒までにタイム差を詰めることには成功するが、追い詰めきれずに集団に戻る。同時に、ペースアップにより集団が大きくばらけ、第2集団に取り残されてしまう。

諦めずに回して復帰を図るも、前方ではアタック合戦が続く。差は詰まらないが、伸びることもない。しばらく粘った結果、一旦復帰することはできるが、同じタイミングでもう一度ペースが上がり、もう一度後ろに取り残される。結果として、31位で完走という形で終わった。

福田選手の感想:
初のJPTという事もあって、楽しんでレースに挑めました。インターバルが多いこのコースはベルギーに若干似ていて多少ゆとりを持って走れていました。
チームメイトの渡邊選手が逃げに入ってくれたものの、ドロップしてしまったので逃げ乗らなければいけない状況になってしまったので、隙を狙ってブリッチしたものの追いつけず、集団が活性化してしまい自分にとって、辛い状況を自ら作ってしまった。
ただ集団で走っているだけならメイン集団でスプリントは出来て、絡めていただろう。

トムGMの感想:
序盤からナショナルチームの数名でしっかりと前に固まったことで、楽にレースを進めた。しかし、チームメイトの渡邉選手が逃げから脱落し、不利な状況となってしまった。そのときは良いタイミングでブリッジにトライしては良かったが、結果には多きな影響があった。その時点では津田と福田しか残っていなかったので、スプリント力のある福田を温存させ、津田がブリッジをかけるべきだったかもしれないが、責任をもって自ら動いたのは間違いでもない。今後にきっと活きる走りだと思う。

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JBCF矢板片岡ロードレース
E1 10.7km×5周=53.5km
出走選手:
森崎 優勝
エンリック 5位
トム 29位

レース直前から雨が降り出し、ウエットなコンディションでのレースとなった。1周回の距離が比較的に長く、緩やかな丘もあり逃げができるレイアウトには見えるも、道幅が広く、ゴールラインに向かっての長い下り区間は集団が有利になることから少人数では逃げづらい状況だった。

前半は森崎選手を中心にアタックに反応していく。リーダージャージを着用している比護選手と那須ハイランドパークレーシングチームの新開選手と3名で暫く先行するも、長い下り区間の途中で集団が追いつく。3周目で更にエンリック選手がゼロの塚本選手と2人で逃げるも、翌週の登り区間までの平坦区間で吸収される。4周目の登り区間で有力選手が前でペースアップをし、一時的に集団が分裂するも、協調が取れずにまた一つの集団のまま最終周回に入る。

ゴールスプリントを避けるべく単独で飛び出していた中里仁選手を吸収し、最後の登り区間に差し掛かるも、大きな動きがないまま下り区間に入るので、集団ゴールが確実になる。残り4kmからトム選手を先頭にトレインを組み、先頭付近で位置を確保する。ラスト1kmになるとトム選手がリードを取り、最終コーナー手前の登りまで森崎とエンリックを発射する。それぞれ3番手と4番手でコーナーを曲がり、森崎選手が頭を取りそのままゴール。エンリックはコーナリングで番手を下げてしまい、5位に留まるもまた上位に入る。

森崎選手の感想:
フルウェットなコンディションだったが自分の体調は悪くなく、合宿からの良いフィーリングで走れました。
落車回避の意味でも前々で展開しましたが雨レースでの位置取りの大切さを改めて感じました。
このレースでもチームメイトと協力して一度も後手に回らなかったので最後まで良い位置をキープし、トムの発射で優勝することが出来ました。

トムGMの感想:
森崎は立派に展開を作った上で再び力を発揮でき、とても冷静に走れるようになったのが印象的だった。マネージャーとしても、チームメイトとしても、2日連続勝利に持って行けたのが嬉しいが、前日と同じように逃げで決めることが出来なかった悔しみもある。今後は福田、塚本、山之内が合流したところで、勝ちパターンを増やしていきたい。

Jプロツアー 10.7×8周=85.6km
出走選手:
福田 31位

距離が短いロードレースなので、早めの展開になる事を予想しアップを入念に。
最初の登りでマンセボ選手(マトリックス)、小野寺慶選手(那須ブラーゼン)、石橋選手(ブリヂストンサイクリング)と福田選手を含む逃げが形成されるも、宇都宮ブリッツェンが乗っていないこともあり下りで吸収されてしまう。
目まぐるしく、展開やアタックが変わっていく中でチームメイトの津田選手が逃げに乗り集団でのジャパンチームの居場所を作りながらステイし、暫くは吸収された時の事を考えて、足を休める。

吸収された所の登りで、お見合いになり、アタックをかけるとマンセボ選手がついてきたのでうまく使えばいけると思い踏み込むも、ブリヂストンサイクリング、宇都宮ブリッツェンに容認してはもらえず次のアタックがかかる中で渡邊選手が乗り、福田らの集団は止まり、集団スプリントに備える。

しかし、ラスト1周の登りで突っ込まれてしまい、遅れてしまう。単独で前日と同じく31位でゴールする。

福田選手の感想:
集団スプリントに絡めなかったのが悔しい。トレーニングキャンプで調子が上がっていたのはわかっていたのですが、レースでの強度は心配があったので今回出れたのは次回に繋げられるいいレースでした。

トムGMの感想:
悪天候の中、前半のアタック合戦に加わった上で、メイン集団が25名に減らされたときにしっかりと残っていたのは良かったが、ラスト一周で離されて7位争いのスプリントが出来なかったのは悔しみが残る。とはいえ、ヨーロッパならカーペーサーで戻れていただろうなので、今回は大きなミスをしていないと思う。