Race Report (FR),  Vélo Club Corbas

香山選手はステージレースを積み重ねる

福田選手が帰国し、フランス組みはカテゴリー1限定のライセンスを持っている塚本選手と、香山選手の2人になりました。DN3フランスカップを終えて、香山選手は連続でTour du Pays d’Issoire(カテゴリー2、個人TT含む2日間・3ステージ)と、Tour de la Vallée Montluçonnaise(カテゴリー1、チームTT含む3日間・3ステージ)に参戦しました。塚本選手は、1週間空いてからGP de Villette d’Anthonのカテゴリー1のワンデーレースを出走しました。合わせて各大会レポートをお届けします!

Tour du Pays d’Issoire
カテゴリー2
出走:香山選手(総合21位)

水曜日のDN3カップの疲労が大きく、疲労を感じながら走る2日間となった。その中で何が出来るかを考えて走ったが、ミスも多く、いい結果には結びつかなかった。

第1ステージ
100km
32位

カテゴリー2のステージレース・ラインレース。
stage1は平坦基調から6~7kmの山岳に差し掛かり、そこからはヒルクライムとダウンヒルを繰り返す。終盤は平坦。

この日は序盤から他チームのアタックに備える。corbasとしても強いチームが入った逃げ、6人以上の逃げには送りこむというオーダー。しかし逃げが決まることはなく山岳へ入っていく。シャンベリーが組織的にペースを上げ、集団は分裂。自分は山岳に入る前の位置取りが良くなく、後ろから追い上げる形となった。一度は追い付くものの、そこからのシャンベリーのアタックに反応する余裕はなく、第二集団でのレースとなってしまった。
そこからはレースを進めるにあたって、豪雨となりトリッキーな下りで落車・スリップする選手が多発。この日は勝負所前の位置取りが最善でなかったように集中力が欠けていたと感じる。落車こそしなかったが素直に下りが怖く感じたし、全く良いといえる事が出来なかった。
結果は第二集団のままなだれ込み32位。総合でも大きく遅れてしまった。

第2ステージ
6.5km TT
20位 (+38s)

楽しみにしていたタイムトライアル。気温は低く、若干路面が濡れていたが大きな問題はない。風向きは完全な向かい風で、以前苦手と発言していた風に対しての改善を確かめられるチャンスだった。
アップを含めコースチェックをし、準備を済ませる。
出走してからは空力を意識して出せるだけの力を維持する。やはり疲労感のある中で最高という感覚はないものの、距離も6kmと長くないので意地でも踏み続ける。
大きなミスはないまま残り1kmの街に突入。しかし、まさかのミスコース。早めに気づき、出来るだけマイナスのないようにしたが、順位を落とすこととなった。

今回は人生3回目のTTにして一番避けなければいけないミスコースをしてしまった。沢山の人に15秒は失ったと指摘され、悔しさは隠せない。タイムトライアルを極めていくに当たって二度と繰り返してはいけないと思う。
また必死に脚を動かす事で余裕がなく、左右のふらつき(無駄なブレのような動き)が非常に多くなってしまった。
疲労が無い状態をマネジメントでしっかり作り出し、ミスコースをしなければTOP10は固かったと思われる。良くなかった経験として、次のTTに繋げていく。

第3ステージ
123km
23位

stage3はstage1よりも厳しいレイアウトで平坦区間はかなり強い横風、10km級の山岳、そして何度もヒルクライム・ダウンヒルを繰り返すステージ。
心拍数の上がりも悪く、足も痛いが(怪我という意味ではない)昨日よりは走れている感覚がある。横風の動きも厳しいがエリートナショナルの横風に比べれば優しいもので耐えられる。そしてそのまま山岳へ突入する。今回はstage1での失敗を繰り返さないべく前方、chamberyの後ろを位置する。最初の山岳の中盤で集団は大きく割れ、前約30人で耐える山を上に行くにつれて風が吹き晒しになり始め、前15人ほど、後ろ15人程に分断する。自分は先頭に行くことが出来ずまたしても第二集団での走行を余儀なくされた。素直に先頭のchambery(総合1位と山岳ジャージ)は強かったが、自分が本調子であればどれだけ良いところに食い込めたかと考えると非常に残念な結果になった。
第二集団は坦々とローテーションの動きををし、残り100kmを走り終えた。総合は21位。

カテ2の山岳ステージレース(TT有)という事で非常にチャンスのあるレースだったと思う。結果は非常に残念で »疲労が完璧になければ »と、ついタラレバを言ってしまうが、今回のレースで一番学ばなければいけないのは回復についてだと思う。全力を尽くしたDN3カップを経験した後にリカバリーは2日間あったわけで選手として求められているのはいかにレースに対して下ごしらえが出来るか。
自分はその2日間にミスをした自覚が無かったが、疲労が残っているのだから改善すべき点がたくさんあったのだろう。
そういうレース前、レース中のミスが重なって自分の実力となっている為結果を狙うにはもう一段階シビアになるべきだと感じた。

Tour de la Vallée Montluçonnaise
カテゴリー1
出走:香山選手(総合21位)

第1ステージ
4.5km TTT
10位 (VC Corbas)

4.5kmのttt。路面が半ウェットだったので、チームとしてはリスクを取らない方向。クラッシュや空中分解も無く終えた。長い時間ペースを作れたので感覚は良かった。

第2ステージ
129km
65位

朝から雨が続き、中盤から雨が止んだレース。チームからのオーダーは逃げをチェックすること。スタートからアタックが続くが決定的なものはない(キレがあっても集団が全く容認しない)
自分も10km地点~40kmのアタックフォローに入ったが、決まることはなかった。基本的にvalentin Jが反応してくれていたので形としてはとてもやりやすかった。

アタック合戦で消耗を感じ、少し下がってしまった後に集団を分断させる動きが発生。千切れる事はないが、集団中盤で走ることになる。
雨、横風とナーバスになる集団に対しても前方に位置できない自分。70km地点のスピードが乗った状態からの右コーナーで集団落車が発生。目の前で5~10人が一斉にスリップし、避けることが出来なかった。

左ももを強く打ち、痛みがあるがバイクに乗ってカーペーサーで復帰を試みた。しかしそのあとの山岳でグループが分断(落車を受けた選手達)しており、グルペットで走ることになった。正直痛みが強くグルペットのペースが精一杯だった。

反省点はポジショニング(タイミング)。勿論カテゴリー1でアタック合戦をしたまま先頭に
居続けるのは現状難しい。しかし今回は雨であったこと、落車前は山岳の前と分断でハイペースかつナーバスな展開になっていたことと状況として落車が発生してもおかしくなかった。

そういった予想(頭の回転)が足りず、今回の結果に至ったと感じる。横風区間を前方で走っていたら、恐らく落車する事はなかっただろう。

幸い骨折のような大きい怪我、酷い擦過傷は無く左太ももを打ち付けた痛みが回復すればパフォーマンスは維持できると思う。 

先週のような疲労も無く、悪くない形を取っていただけに悔しい結果。アタックに反応する、しっかり完走するといった最低限の動きが出来たことは良かった。フランスに来たばかりの頃に比べてカテ2は優勝目指して、カテ1は完走が当たり前·top20を狙うという事を実行出来ると感じるフィーリングがあるので、引き続きトライする。

第3ステージ
131km
53位

痛みは引かす動かし方によっては鋭い痛みがあるが、幸い自転車の動きであれば気合いで何とかなるレベルだったので出走した。今回は集団待機で良いとオーダーを貰ったが、昨日の感じだと人数が不足していたので前方で様子を見ることに。
前日ほどの激しさはないものの、アタックは連続する状況。やはりvalentin Jとmeniniのみが対応する形でいっぱいに見えたところで自分が反応。最初のgpmを狙う選手も多く激しさを増したが対応する事が出来た。

逃げが出来てからはcr4cが完全にコントロールを開始。逃げに乗ることは出来なかったが、メンバー的にも最悪な状況ではなかったと思う。

大きな問題はないままレースを進めたが、80km地点の激坂(15~20%)で集団が大きく分断。決して悪い位置にいたわけではないが、左ももの影響なのか上手く力が加わらない感覚。結局先頭についていく事は出来ず第二集団で先頭を追うことになった。
平坦や普通の登りであれば力はいつも通り加わるが、激坂では全くうまく対応する事が出来なかった。

そのあとの山岳もたて一列で良いペースだったが千切れる事はなかった。平坦のMontluçonの街の周回に入ってからは前方を常にキープ。先頭集団に追い付かれてdnfは避けたかったのでペースをmeniniと共に作る。
最後はスプリントになったがその集団の4番手でフィニッシュした(+6min)

二日目は基本的に良いパフォーマンスを発揮できていたと思うが、激坂で致命的だった。
心拍も上がっていたがオールアウトした訳ではなく、力が出力出来なかった。
逆にそれ以外の山岳、フィニッシュのスプリント(先頭グループではないが)の力の入り方は悪くなかった。
先頭に残ってしっかり勝負したかった。

総評

最近に引き続き全く上手くいかないレースだった。勿論学ぶべき教訓が今回もあり、実際に学んできた事(補給~アタックのフォロー)を行った良い経験にはなっている。

上記の通り先週のような強い疲労感は無く、パフォーマンスの低下はないと思う。
落車を食らう位置にいた自分の実力は重々承知で、こんな苦い思いは二度と繰り返したくないところ。

良いところとしてはオーダーの通り二日間とも何度もアタックのフォローに加わっていたこと、完走に精一杯ではなくなったこと。基礎能力が足りずただ付いていくだけ、というのは一段階乗り越えたように感じる。

上手くいかないだけで、全く悪いルート(オーバートレーニング、コンディションの低下、体調不良)には入っていない事は確認出来ている。

しっかり反省して、改善して次戦また挑戦してみます。

Grand Prix de Villette d’Anthon
カテゴリー1
6km×20周=120km
塚本 DNF

登りの勾配はキツくないが、過去一番コーナーが多いレースだった。道も狭い。

まず始めに、今日は反省点が多いレースだった。
結果はDNFで、まだこれが自分の実力。

完全なスピードレースで、常に棒状一直線、一度落ちてしまったら自力もしくはコーナーで位置を上げて行くしかない。

前に上がったり、最後尾に下がってしまったりと位置をキープする事が出来なかった。
また中切れも頻繁に起こるので、集団がいつの間にか真っ二つになる事も多い。
逆にいつの間にか後ろが居ないと言う事もある。

まずは、ただ流れに乗る事しか出来ず、独走力の足りなさも感じた。
独走力がないので、逃げへのブリッジも人に頼るしかない。

40km地点辺りで4名程の逃げが決まった、自分は集団にいたので、他チームのブリッジの動きに反応して行くしかない。
チームメイトのMael が単独で行くがすぐに自滅していった。
ただ、これをきっかけにブリッジの動きが活性化し、有力チームが動く。

ここで、大きなミスをした。
危険だったのでしっかりと反省しなければならない。

集団の真反対(左側)から有力チームが3名まとまって、動き出すのが見えたので、反応しようと踏み出した時に、右斜め後ろの選手と絡んでしまった。
自分が斜行してしまったと思うし、もし落車が起きていたらかなり大きな落車に発展していたと思う。
幸い落車は起こらなかったが、危険な行為だった事は間違いない。
しっかりと反省して、絶対に次からやらないようにします。
相手側(AG2R)はフロントホイールのスポークが飛び、自分はディレイラーとクイックリリースが曲がった。
一度集団から遅れて、半周くらいで戻ったが、復帰するのが精一杯でその後2周程で集団からチギれた。

もし勝負出来る実力であれば、集団からチギれる訳もないし、単独でブリッジやアタックも出来るはず。
でも、現実 出来なかったという事は実力も無かったという事で、走っていて流れに乗る事が精一杯だったし、まだまだ全然足りないのだと思った。
早くもっと強くなりたいと思いました。
唯一良かった点としては、集団復帰の時以外で、レッドゾーンに入る事は無くなった。
限界ギリギリと言う感じでは無かった。
ただ、独走力が足りないと感じた。

悪かった事は反省して、早く次のレースを走りたい。