世界的育成モデル

「自転車競技」と言えば、日本では「競輪」が思い浮かびます。しかし、世界では「ロードレース」です。これまでに、この自転車ロードレース世界最高峰の「ツール・ド・フランス」を完走した日本人選手は、新城幸也選手と別府史之選手の2人しかいない現実の裏には、国際基準を満たさない日本独自のシステムという原因があると思われます。

新城選手も、別府選手も、二人とも早い段階でフランスへと海を渡り、自らの力で欧米に適応してから少しずつ実績を挙げ、段階を踏んでからプロ契約を結んだ事実がありますが、フランスの道を利用してでも、過去15年で新たにワールドツアーチームとプロ契約を結んだ若手選手は一人もいません。

現在は、新城選手や別府選手に次ぐ世界レベルの選手を輩出するには、ヨーロッパが持っている知識や技術を身に付くしかありませんが、ヨーロッパへ選手を送り込むだけでは、日本の発展には繋がりません。この現状を打開するためには、この自転車文化を日本国内で定着させ、本場ヨーロッパ並びの基準を作る必要があります。山中湖シクリスムフォーマションは、東京オリンピックを背景に、世界の自転車ロードレースに挑めるような環境を提供しつつ、そのノウハウを日本国内でも発信できるような活動に取り組んでいきます。